12日の日経平均は小幅に続伸。
24.11円高の20407.08円(出来高概算26億8000万株)で取引を終えた。
終値ベースでは4日ぶりに20400円を回復している。
欧米市場の上昇や先物オプションSQに絡んだ売買が差し引きで買い越しだったことから、日経平均は続伸で始まった。
しかし、SQ値が概算で20473.83円となり、上に幻のSQを残した格好から上値の重石に。
しかし、下げに転じる局面がみられていたが、相対的に弱い動きをみせていた大型株が大引けにかけて切り返しており、日経平均を押し上げた格好だった。
東証1部の値上がり数は1000を超え、全体の過半数を占めている。
また、日経平均は狭いレンジ内でのこう着となる一方で、マザーズ指数は1.20%の上昇となったほか、JASDAQも日経平均、TOPIXを上回る上昇率でともに年初来高値を更新している。
日経平均は2万円固めの動きのなか、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されている。
利上げ開始時期への思惑から強弱感が対立しやすいだろう。
また、ギリシャ問題も引き続き不透明であり、物色の流れは中小型株に向かいやすいだろう。