4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円12銭から106円44銭まで上昇し、106円42銭で引けた。
7月米貿易赤字は予想を上回ったことを嫌ってドル売りが優勢となったが、香港情勢が安定するとの期待や、中国の経済指標が予想を上回ったため、株高に連れたリスク選好の動きが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.1009ドルから1.1038ドルまで上昇し、1.1035ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)の次期総裁、ラガルド氏が過剰な追加緩和期待を鎮静化したため、ユーロ買いが強まった。
ユーロ・円は、116円95銭から117円44銭まで上昇。
日本の追加緩和観測を受けた円売りが観測された。
ポンド・ドルは、1.2163ドルから1.2258ドルまで上昇。
英議会が合意なき欧州連合(EU)からの離脱を阻止する法案を成立させたため警戒感が後退しポンド買いが加速。
ドル・スイスは、0.9850フランから0.9798フランまで下落した。