ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

エスプール Research Memo(2):2019年11月期第2四半期は期初計画を上回る大幅増収増益を達成

発行済 2019-07-24 15:02
更新済 2019-07-24 15:20
© Reuters.  エスプール Research Memo(2):2019年11月期第2四半期は期初計画を上回る大幅増収増益を達成
2471
-

■業績動向1. 2019年11月期第2四半期累計業績の概要エスプール (T:2471)の2019年11月期の連結業績は、売上高で前年同期比20.8%増の8,296百万円、営業利益で同64.8%増の763百万円、経常利益で同66.2%増の778百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同63.8%増の496百万円といずれも期初会社計画を上回り、半期ベースで過去最高業績を更新した。

売上高は人材アウトソーシングサービスが前年同期比20.9%増、障がい者雇用支援サービスが同44.4%増と主力2事業が揃って好調に推移したことが増収要因となった。

売上総利益率は29.2%と前年同期比で1.8ポイント上昇した。

収益性の高い障がい者雇用支援サービスの売上が大きく伸張したことや、ロジスティクスアウトソーシングサービスにおいて収益改善施策を実行したことが改善要因となった。

販管費は人件費が主な増加要因となったものの、増収効果に加えて人材ソリューション事業における派遣スタッフ募集費が想定を下回ったこともあり、販管費率では同0.6ポイント低下し、この結果、営業利益率は同2.5ポイント上昇の9.2%と過去最高水準を更新した。

営業利益の主な増減要因を見ると、障がい者雇用支援サービスで155百万円、人材アウトソーシングサービスで108百万円、ロジスティクスアウトソーシングサービスで82百万円、その他事業で73百万円の増益となり、本社・共通費用の増加119百万円を吸収する格好となった。

また、前年同期に損失を計上したロジスティクスアウトソーシングサービスと採用支援サービスが黒字に転換しており、主要事業すべてで黒字化を達成したことになる。

なお、会社計画比での上振れ要因は、障がい者雇用支援サービスにおいて農園の区画販売数が430区画と期初計画の292区画を大きく上回り、設備販売(区画販売)や人材紹介等の売上が計画以上に伸張したことが主因となっている。

2018年4月より法定雇用率が2.0%から2.2%※に引き上げられており、従来の身体障がい者中心の雇用だけでは雇用率の達成が難しくなっていることが背景にあるものと思われる。

実際、最近は従業員数の多い大企業からの受注が増加しており、5月の販売数は大口注文もあって200区画と過去最高を大幅に更新した。

※従業員45.5人以上を雇用している企業は、障がい者雇用率が2.2%と定められている(2021年4月までに2.3%に引き上げられる予定)。

常用労働者100人超の企業が法定雇用率を下回った場合は、不足人数分1人当たり月額5万円の雇用納付金が徴収されることになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます