本日のマザーズ先物は、前日の米国株の下落を受けて売りが先行してスタートしそうだ。
ただ、週末に開催される米中首脳会談を前に様子見姿勢に徹している投資家も多く、狭い値幅での取引になる可能性がある。
前日の米国市場では、連邦準備理事会(FRB)高官による早期利下げ期待を後退させる発言が嫌気されたほか、弱い経済指標、イラン情勢に対する警戒感も引き続き相場の重しになった。
特にナスダック総合指数の下げがやや大きく、マザーズ市場の取引主体である個人投資家のマインドにも悪影響を及ぼすと予想される。
ただ、目下最大の関心事である米中首脳会談の開催を前に、市場では「会談が無事に終わるまでは様子見姿勢に変化はない」との声もあり、積極的な売買は手控えられそうだ。
為替の円高一服などは個人投資家にとって安心材料となる可能性もある。
上値メドは865.0pt、下値のメドは840.0ptとする。