プレミアムデータを入手しましょうサイバーマンデーで 最大55%引き InvestingPro特別セールを請求する

アイナボHD Research Memo(5):中期経営計画目標は既に達成済み。次の計画が待たれる

発行済 2017-12-28 10:32
更新済 2017-12-28 11:00
7539
-
■中長期の成長戦略

● 中期経営計画の目標達成のために5ヶ条の重点施策を実行中
アイナボホールディングス (T:7539)は前回の中期経営計画が2016年9月期に達成されたのに続き、2019年9月期を最終年度とする新しい中期経営計画を発表している。
数値目標としては、売上高700億円、営業利益19億円、営業利益率2.7%を掲げており、この目標を達成するために以下の5ヶ条を重点課題とし実行していく計画で、これは発表当初と変わっていない。


(1) 市場環境の変化に備え、新たな事業の柱を構築する
ZEH(太陽光、外壁、サッシ)のグループ会社における対応を推進。


(2)グループシナジーを早期に実現する
国内市場縮小に対応するための地域拡大戦略。


(3)グループ経営上の戦略的意思決定
組織再編、効率的な投資、グループ共通課題への対応。


(4)グループ事業会社サポート機能の充実
国策対応力の向上、業務効率の向上(新基幹システムの開発、アベルコベトナムの活用)。


(5)人財の戦略的な活用
人財の確保・育成と横断的な人財交流。


しかし実際には、この中期経営計画目標(営業利益19億円)は既に前期(2017年9月期)で達成されている。
このため現在、次の中期経営計画が検討されているようであり、早ければ2018年9月期第2四半期の決算発表時に次の中期経営計画が発表される可能性が高いだろう。


■株主還元策

アイナボホールディングス (T:7539)は株主還元策として基本的に配当性向30%を目途としている。
今期の年間予想配当は30円を予定しているが、予想利益が達成された場合の配当性向は25.9%となる。
さらに既述のように予想利益を上回る結果が出れば、配当性向はさらに低くなってしまうので、増配の可能性はありそうだ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます