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オプティム Research Memo(5):2020年3月期は売上高20.0%増の保守的な予想だが上振れ必至

発行済 2019-06-25 15:35
更新済 2019-06-25 16:21
© Reuters.  オプティム Research Memo(5):2020年3月期は売上高20.0%増の保守的な予想だが上振れ必至
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■今後の見通しオプティム (T:3694)の2020年3月期通期の業績予想は、売上高で前期比20.0%増の6,563百万円と大幅増収を予想する。

各利益に関しては、前年同様に予想に幅を設け、営業利益で1~1,313百万円、経常利益で1~1,313百万円、当期純利益で0~814百万円を予想する。

売上高に関しては、創業来20期連続の過去最高売上高を目指す。

売上高の前期比が20.0%増であり、直近の実績(前期29.9%増、前々期27.0%増)と比較して低い伸びの計画である。

これは、新規ビジネスはサービスの立ち上がり段階のため、保守的に見積もったものであり最低限の水準と考えるのが妥当だろう。

投資プランでは、2020年3月期は「拡販に向けた体制確立と売上計上開始」の年の位置付けとなる。

パッケージサービス「OPTiM AI Camera」なども既に発売済みであり、その成果が積み上がることが予想される。

2020年3月期も同社の利益予想には幅がある。

同社は第4次産業革命の中心的企業になるべく、AI・IoT・Robotics分野に柔軟かつ積極的な投資を行うという基本方針を持つ。

取り巻く外部環境は参入や競争が激化しており、先行者として技術的なリードを保ち、いち早く事業化を達成するためには思い切った先行投資が必要となる。

通期の経常利益がマイナスにならない範囲内で、思い切った開発投資を行ったケースが予想の下限(経常利益1百万円)。

一方で上限(営業利益1,313百万円)は、同社の巡航速度における収益であり、売上高比で20%程度の利益を見積もる。

各業界で「〇〇×IT」の基盤が構築されつつあり、OPTiM Cloud IoT OSはデファクトスタンダードを獲得するための仕上げの1年となる。

弊社では、2020年3月期もしっかり研究開発及び拡販体制確立への投資を行うため、利益水準は下限に近いものと予想する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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