1325GMT 15日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
16日終値 前営業日終値
株 FT100 5237.92(+20.10) 5217.82
クセトラDAX 6190.91(+15.86) 6175.05
金 現物午後値決め 1234.50 1225.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.120 (‐0.010) 0.291(0.205)
独連邦債2年物 0.494(0.507)
独連邦債10年物(9月限) 128.25 (‐0.05) 2.678(2.685)
独連邦債30年物 3.413(3.416)
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<為替> ユーロが対ドルで下落。一時2週間ぶり高値に上昇していたが、欧州連合(
EU)・国際通貨基金(IMF)・米財務省がスペイン向け流動性対策をまとめていると
のスペイン国内紙による報道を受けて下げに転じた。
同報道について、欧州委員会の報道官は「非常に奇抜な」内容であり、完全に否定する
と述べた。
<株式> ロンドン株式市場は6営業日続伸。エネルギー株の上げが主導しFT100
種総合株価指数<.FTSE>は5月18日以来約1カ月ぶりの高値で引けた。
原油価格が5月半ば以来の高水準となるなかエネルギー株が買われた。BGグループ
た。一方、BP
医薬品のシャイア
1650ペンスでカバーを開始した。
欧州株式市場は続伸。石油関連株が上昇しノキア
価指数は約5週間ぶりの高値で引けた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.57ポイント(0.15%)高
の1039.25で取引を終えた。終値としては5月13日以来の高値となる。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は2.43ポイント(0.09%)
高の2718.73。
コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「ここ数日はまずまずの上げ
相場が続いている」としながらも「楽観的な見方の回復にも当然、限界がある」と指摘。
「米住宅着工も弱かったため、市場心理はある程度悪化する」と予測した。
原油価格
BGグループ
ただBP
シコ湾の原油流出事故の被害補償のための基金に約200億ドル拠出することで合意した
との報道で売られた。4月の事故発生以来、BPの株価は48.2%下げている。
ノキアは8.9%下落。第2・四半期は携帯電話端末部門の業績が予想よりも悪くなる
との見通しを発表したことが嫌気された。この日の下落で、時価総額にして27億ユーロ
(33億ドル)が吹き飛んだ計算になる。
銀行株は当初上昇していたものの、その後下落に転じた。バンコ・サンタンデール
<ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇。好調な独10年債入札が支援したほか、スペイン
の銀行セクターをめぐる懸念を背景に逃避買いが入った。
スペイン国債は大幅安。17日に10年債と30年債の入札を控えている。
スペイン国債10年物
4.94%と、ほぼ2年ぶりの高水準をつけた。これを受け、独連邦債との利回り格差は
226bpと、ユーロ導入以来の高水準となった。
そのほか、ギリシャ、ポルトガル、アイルランド、イタリア国債と独連邦債との利回り
格差も拡大した。
RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は「ス
ペインが注目されており、スペインの銀行の一部が資金を調達できないとの懸念がある」
と指摘した。
RBSのリサーチによると、5月のスペインの銀行による欧州中央銀行(ECB)から
の借入額は過去最大となった。
独連邦債先物9月限
128.70に上昇した。ただ、引け後の取引では、欧州株価が上げに転じたことを受け
下落した。
独連邦債2年物
0.500%。同10年物
欧州委員会はこの日、欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、米財務省が、スペ
イン向けの流動性対策を検討しているとの一部報道を否定した。 16日付のスペイン紙
エコノミスタは、EU、IMF、米財務省が、スペイン向けの流動性対策を検討しており、
同国向けに最大2500億ユーロ(3350億ドル)の融資枠を設定する案が検討されて
いると報じていた。
トレーダーによると、ECBはこの日スペイン国債の購入はしなかったものの、ギリシ
ャやポルトガル国債を買い入れた。ただ、独連邦債との利回り格差を縮小させるほどの規
模ではなかったという。
[東京 17日 ロイター]