ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

為替週間見通し:ドル・円は底堅い展開か、米FOMCを控えて調整的なドル買い増加も

発行済 2016-03-05 15:09
更新済 2016-03-05 15:33
為替週間見通し:ドル・円は底堅い展開か、米FOMCを控えて調整的なドル買い増加も
■米早期利上げ観測の後退でドルは伸び悩む 先週のドル・円は伸び悩み。
2月29日発表の米経済指標は予想を下回ったことでドルは3月1日のアジア市場で112円台前半まで下落した。
2日に発表された2月ADP全米雇用報告は、市場予想を上回ったことでドルは一時114円56銭まで買われたが、インフレ進行の可能性は高まっていないことから、早期利上げ観測は後退し、ドル買いは一服。
4日発表の2月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+24.2万人となったが、平均時給は前月比-0.1%で予想外の減少を記録したことを嫌気してドルは上げ渋った。
NY原油先物は週間ベースで大幅高となり、主要国の株式は総じて堅調に推移したが、リスク選好的な円売り・米ドル買いは拡大しなかった。
取引レンジ112円16銭-114円56銭。
■ドル・円は底堅い展開か、米FOMCを控えて調整的なドル買い増加も 今週のドル・円は底堅い展開か。
今月15-16日の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、調整目的のドル買い・円売りがやや多くなりそうだ。
8日発表の日本の10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値から下方修正される見込みだが、これによって日本銀行による追加金融緩和への期待は高まりやすくなり、円売りがやや強まる見通し。
欧州中央銀行(ECB)が10日の理事会で一段の量的緩和を決定した場合、ユーロ売り・ドル買いが強まりそうだが、この影響でドル買い・円売りの取引が増えるとの見方が出ている。
ただし、1ドル=115円台では利益確定を狙ったドル売りが増えるとの指摘もあり、ドル買いは115円台で一服する展開も想定しておきたい。
【日・10-12月期GDP改定値】(8日発表予定) 10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値(年率換算)は速報値-1.4%に対し-1.6%への下振れが予想される。
日銀による追加金融緩和への期待が高まりやすく、円売り材料となる可能性がある。
【米・2月輸入物価指数】(11日発表予定) 2月輸入物価指数(前月比)は1月実績の-1.1%から-0.8%に改善する見込み。
15-16日の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、輸入物価の下落に歯止めがかかっていることが確認された場合、追加利上げへの期待からドル買い材料となりそうだ。
予想レンジ:112円00銭-116円00銭

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます