■日本システムウエア (T:9739)の今後の見通し● 2021年3月期の業績見通し情報サービス産業界においては、経営やビジネスモデルの変革にITを活用するDX、働き方改革の推進、労働力不足への対応などに向けた需要の拡大が見込まれている。
このような動向を背景に、同社グループは、2019年4月から2022年3月の3年間を対象とした新たな中期経営計画で掲げたスローガン「DX FIRST」のもと、顧客のDX実現を先導する企業として事業成長と変革を加速している。
一方、足元では新型コロナウイルス感染症の影響により企業のIT投資が慎重となることが想定される。
同社グループでは、売上高構成比の高い製造業や卸・小売業などといった主要顧客の動向を注視し、今後の状況変化に合わせた臨機応変な取り組みを実践する考えだ。
ただ、2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染症が事業活動及び経営成績に与える影響が不透明であり、現時点で適正かつ合理的な算定が困難であることから、未定としている。
今後、業績予想の算定が可能となった時点で速やかに開示する予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)