(カッコ内は前営業日比、%は利回り)
ドル/円 終値 77.78/80
始値 77.88/89
前営業日終値 78.37/43
ユーロ/ドル 終値 1.4168/73
始値 1.4221/22
前営業日終値 1.4280/84
30年債
(2105GMT) 112*28.50(+3*18.50) =3.6602%
前営業日終盤 109*10.00(‐3*10.50) =3.8466%
10年債
(2105GMT) 107*01.00(+2*06.50) =2.3162%
前営業日終盤 104*26.50(‐1*12.50) =2.5629%
2年債
(2105GMT) 100*07.00(+0*01.75)=0.2639%
前営業日終盤 100*05.25(‐0*02.00)=0.2918%
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10809.85(‐634.76)
前営業日終値 11444.61(+ 60.93)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2357.69(‐174.72)
前営業日終値 2532.41(‐ 23.98)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1119.46(‐79.92)
前営業日終値 1199.38(‐ 0.69)
COMEX金(12月限)(ドル/オンス)<2GCZ1>
終値 1713.20(+61.40)
前営業日終値 1651.80( ‐7.20)
原油先物(9月限)(ドル/バレル)<2CLU1>
終値 81.31(‐5.57)
前営業日終値 86.88(+0.25)
CRB商品指数(ポイント)<.CRB>
終値 317.74(‐9.06)
前営業日終値 326.80(‐1.17)
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<為替> 円とスイスフランが大幅に上昇した。米欧の債務問題と景気後退(リセッシ
ョン)をめぐる懸念で投資家の信頼感が低下し、安全資産への逃避が強まった。ユーロは
対ドルで一時上昇したが、その後は値を消した。欧州中央銀行(ECB)がスペインとイ
タリアの国債を買い入れたものの、債務危機の波及を阻止することはできないとの不安を
沈静化するには至っていない。スイスフランや円、債券、金、そのほか相対的に安全とさ
れる資産にマネーが殺到していることは、投資家の強い不安感を反映している。また、ス
イスフランと円の需要の強さを受け、スイスと日本の当局が自国通貨売りの介入を行う可
能性が指摘されている。市場参加者は、日本の当局は1ドル=77.10円の水準になれ
ば再び介入すると予想している。
NY外為市場:[USD/J]
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<債券> スタンダード&プアーズ(S&P)が米格付けを引き下げてから初めての取
引となった8日の米金融・債券市場では、格下げの影響の波及懸念からリスク資産を売る
動きが加速し、国債価格が急上昇した。市場では今回の格下げが企業、銀行、金融市場に
及ぼす影響について懸念が広がっている。投資家の間で米国債にリスクがまったくないわ
けではないものの、世界的には依然として最も安全な資産の1つとの見方が揺らいでいな
いことが、この日の国債価格上昇の背景にある。大半のアナリストは、S&Pによる米格
下げは市場では大方織り込み済みで、格下げにより、必要に迫られた米国債の売りが出る
ことはないとみている。
米金融・債券市場:[US/BJ]
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<株式> 急落。リセッションへの懸念が高まる中、米国債の格下げを受けて投資家心
理が一段と悪化した。不安の高まりから売りが拡大し、S&P500指数は2008年
12月以来の大幅な下落率を記録、全銘柄が下落して取引を終えた。債務増大や景気減速
の問題に米政府は対処できていないとの見方が売りにつながり、オバマ大統領によるこの
日の演説中に株式市場が下げ足を速めたことは、こうした見方を裏付ける格好となった。
S&Pの10セクター指数は軒並み3.5%超下落したが、景気に敏感な銀行、商品セク
ターなどの下げが目立ち、S&P金融株指数<.GSPF>は10%安、エネルギー株指数
<.GSPE>は8.3%安。個別銘柄ではバンク・オブ・アメリカ
た。
米国株式市場:[.NJP]
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<金先物> 米国債の格下げを受けたリスク回避の動きで急騰し、初めて1オンス=
1700ドル台に乗せて終了した。12月物は前週末終値比61.40ドル(3.7%)
高の1713.20ドルと、中心限月の終値として史上最高を更新して終了。一日の上伸
幅としては2009年3月19日(69.70ドル)以来、約2年4カ月ぶりの高水準と
なった。また、同限月は電子取引で立会取引終了直後に一時1722.30ドルを付け、
同取引の最高値を更新した。世界的な先行き不安を背景に、市場では金塊相場の長期的な
強気見通しが優勢。この日は為替市場でユーロ売り・ドル買いが活発化したが、通常ドル
建てで取引される金塊相場の圧迫材料となるドル高も、この日はリスク回避の勢いを止め
られなかった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
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<原油先物> 米国債の格下げを受けて世界的な景気先行き懸念が強まったことから売
り進まれ、急反落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物は前週末終値比5.57
ドル(6.4%)安の1バレル=81.31ドルと、2010年11月23日
(81.25ドル)以来約8カ月半ぶりの安値で引けた。米国債の格下げを受けて投資家
らのリスク回避姿勢が強まる中、債券や金塊など比較的安全とされる資産に買いが集まっ
たことも原油の押し下げ要因となった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
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[東京 9日 ロイター]