日経平均は3日ぶり小幅反落。
週明け1日の米国市場でNYダウは329ドル高と3日続伸し、およそ半年ぶりの高値となった。
米中の経済指標が改善し、世界経済の減速懸念が和らいだほか、米中貿易協議の進展に楽観的な見方が広がった。
本日の日経平均も米株高を好感して235円高からスタート。
しかし、21000円台後半では戻り待ちの売りが出たほか、国内金融機関の売り観測もあり、寄り付きを高値に伸び悩んだ。
後場に入っても上げ幅を縮める展開が続き、引けにかけて小幅安に転じた。
大引けの日経平均は前日比3.72円安の21505.31円となった。
東証1部の売買高は13億4353万株、売買代金は2兆3336億円だった。
業種別では、不動産業、陸運業、小売業が下落率上位だった。
一方、鉱業、非鉄金属、機械が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の55%、対して値上がり銘柄は41%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)、第一三共 (T:4568)などがさえない。
資生堂 (T:4911)が3%近く下落したほか、ZOZO (T:3092)や楽天 (T:4755)は4%超の下落。
楽天は投資先である米リフトの株価下落が嫌気された。
決算がネガティブ視されたあさひ (T:3333)やしまむら (T:8227)は急落。
また、アクセル (T:6730)が利益確定売りに押され急反落し、東証1部下落率トップとなった。
一方、任天堂 (T:7974)やトヨタ自 (T:7203)は小じっかり。
米長期金利の上昇を受け、三菱UFJ (T:8306)などのメガバンク株は堅調だった。
東エレク (T:8035)、SUMCO (T:3436)といった半導体関連株や、ファナック (T:6954)、安川電 (T:6506)といった設備投資関連株は前日に続き上げが目立つ。
また、レーティング引き上げ観測のWSCOPE (T:6619)や仮想通貨関連のマネックスG (T:8698)が急伸し、クボテック (T:7709)などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。