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ケアネット Research Memo(4):無借金経営で財務内容は良好

発行済 2017-04-03 15:29
更新済 2017-04-03 15:33
ケアネット Research Memo(4):無借金経営で財務内容は良好
■業績動向

2. 財務状況と経営指標
ケアネットの2016年12月末の総資産は前期末比306百万円増加の2,029百万円となった流動資産のうち現預金が263百万円、売上債権が64百万円増加したことが主因だ固定資産では、関係会社株式(マクロミルケアネット)が40百万円減少した

負債は前期末比202百万円増加の501百万円となった未払費用で46百万円、未払消費税等で32百万円、未払法人税等で38百万円、ポイント引当金で68百万円それぞれ増加したことによるまた、純資産は前期末比103百万円増加の1,528百万円となった親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が104百万円増加した

経営指標を見ると、負債が増加したことにより自己資本比率が前期末の82.3%から75.3%に、流動比率が518.9%から368.6%にそれぞれ低下したが、無借金経営を続けており、現預金も10億円を超えるなど着実に積み上がっていることから、財務の健全性は十分保たれていると判断される一方、収益性に関しては業績の拡大に伴いROA、ROE、売上高営業利益率ともに前期比で向上した

同社では中長期な成長を図るうえでのKPIとして、成長性の視点からは医療支援サービスの売上高及び医師会員数の推移を、収益性の視点からは売上総利益率、販管費率、営業利益率を、健全性の視点からは自己資本比率、流動比率、流動資産比率、営業キャッシュフローの数値をそれぞれ伸ばしていくことを目指している

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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