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東京外為市場・正午=ドル120円後半で上値重い、株価マイナス圏で

発行済 2014-12-10 05:24
© Reuters. 東京外為市場・正午=ドル120円後半で上値重い、株価マイナス圏で
EUR/JPY
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[東京 9日 ロイター] -         ドル/円 JPY=   ユーロ/ドル EUR=   ユーロ/円 EURJPY= 正午現在   120.73/75 1.2310/14 148.63/67   午前9時現在 120.63/65 1.2313/17 148.54/58 NY午後5時 120.68/71 1.2317/19 148.62/66

正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の120円後半 だった。マイナス圏で始まった株価が下落幅を縮める中、ドルもじり高となって一時12 1円を回復した。ただ、その勢いは続かず上値の重さも意識された。

日経平均株価が前日終値比100円超のマイナス圏で寄り付いたが、その後に下げ幅 を縮めると、ドルも強含んだ動きとなった。仲値公示にかけてドルはじり高となり、瞬間 的に121円を回復した。ただ、その後は120円後半に後退し、小動きに終始した。 ドルは前日の海外時間に下落しても120.20円で切り返したことから底堅さを意 識する声も出ていた。120円超の水準まで上昇してきた局面で120.00円が強力な レジスタンスとなった経緯があるが「それだけに、足元では強力なサポートになっている 可能性がある」(国内金融機関)という。心理的節目でもあり「ドルの先高観を持つ投資 家の押し目買い注文が集まってきている」(同)との指摘が出ていた。 目先では、株価が下落幅を拡大させたとしても「200―300円程度までの下げな ら想定内で、ドル120円を割り込ませるほどのインパクトはないだろう」(国内金融機 関)との指摘が出ていた。

<閣議後会見、円安けん制発言出ず>

きょうは閣議後会見があったが、市場で警戒された閣僚からの円安けん制発言は出な かった。麻生太郎財務相は、足元の円安について「為替の水準にはコメントしない」とし たうえで、「市場を注視しているのは当然だ」と述べるにとどめた。 市場では、政府要人によるけん制発言は「円安はアベノミクスが望んだことで、自己 矛盾の面がある。本気ではない」(国内金融機関)との受け止めがある一方、急ピッチで 上昇してきたドルにとっては「調整売りの口実にされやすい」(別の国内金融機関)との 警戒感も根強い。 もっとも「スピード調整にはなっても、本格的な調整にはつながりにくい」(邦銀) との見方も出ていた。

<米労働市場情勢指数の低下に「寝耳に水」の声>

前日の海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)の労働市場情勢指数(LMCI) が前月から低下したことがドルの頭を抑えたとの指摘が出ている。先週末発表の米雇用統 計の強い数字を受けてドルは一時121円後半まで押し上げられた経緯があっただけに「 寝耳に水」(邦銀)との声も出ていた。 11月米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が32万1000人増と、2012年1 月以来の大幅な伸びだった。一方、11月LMCIは2.9ポイントと、10月の3.9 ポイントから低下。FRBによる過去分のデータによると、今年1月以来の低水準となる 。市場では、米国経済の改善ペースが過剰に見積もられてきた面があるとして「投資家が ペースの目線を落とす局面に入ってきていたタイミングだっただけに、ドルの調整売りが 出やすかったのではないか」(国内金融機関)との指摘が出ていた。 LMCIは19の関連指標で労働市場を多角分析する新指標で、10月から公表を開 始した。三井住友信託銀行のマーケット・ストラテジスト、瀬良礼子氏は、LMCIには 賃金の状況も含まれており「労働市場のスラック(需給の緩み)は少なくなってきていて も、ディスインフレへの警戒も残っているということの現れではないか」と指摘していた 。

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