1446GMT 25日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
26日終値 前営業日終値
株 FT100 5276.85(+16.54) 5260.31
クセトラDAX 5668.93(+37.56) 5631.37
金 現物午後値決め 1093.25 1095.25
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.315 (‐0.005) 0.297(0.280)
独連邦債2年物 1.126(1.120)
独連邦債10年物(3月限) 123.21 (+0.06) 3.206(3.224)
独連邦債30年物 3.986(3.992)
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<為替> ドルと円が上昇している。中国が予定していた一部銀行の預金準備引き上げ
を同日から実施したことを受けた動き。
<株式> ロンドン株式市場は5日ぶりに反発。鉱山・金融株が軟調となる一方、ディ
フェンシブ株がしっかりだった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時、取引時間中の年初来安値となる
5215.73をつける場面もみられた。
IGインデックスの首席市場ストラテジスト、デービッド・ジョーンズ氏は「過去数日
間の底堅い動きは売りが終了した兆候ととらえられる可能性がある。1月につけた高値水
準への戻りを目指す時期に来ているかもしれない」と語った。
ディフェンシブ銘柄への選好が強まった。スイス医薬品メーカー、ノバルティス
ミスクライン
他にはインペリアル・タバコ
1.4%高、ユナイテッド・ユーティリティーズ
食品小売りではセインズベリー
0.7─1.3%上昇した。
一方、需給懸念による金属価格の下落を背景に鉱山株は軟調。フレスニロ
ザキミス
ミン
欧州連合(EU)規制当局は、BHPビリトンとリオ・ティントが計画している鉄鉱石
生産の合弁事業について、反トラスト法に違反していないか調査を開始した。リオ・ティ
ント
第4・四半期の英国内総生産(GDP)が前期比プラス0.1%となるなか、金融株が
さえず。ロイズ・バンキング・グループ
ンド
欧州株式市場は5営業日ぶりに反発。好調な企業決算が一部支援したほか、米消費
者信頼感指数が上昇し、市場心理を押し上げた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.34ポイント(0.43%)高
の1022.99。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は20.44ポイント(0.73%)高
の2827.74。
医薬品株の上昇が目立った。ノバルティス
ザ(H1N1型)ワクチン販売が寄与し、第4・四半期決算で純利益が54%増の23億
ドルとなった。
アストラゼネカ
米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が発表した1月の消費者信頼感
指数は55.9と3カ月連続で上昇し、2008年9月以来の高水準となった。
シティ・インデックスのストラテジスト、ニック・ サーフ氏は「消費者信頼感指数は
予想よりも良く、市場を押し上げた」とし、これまでの売られ過ぎの状況を修正する形で
市場が若干上向いたとの見方を示した。
総合電機のシーメンス
部門の底堅い業績を背景に、10―12月期の利益の伸びが市場予想を上回った。
半導体メーカーのインフィニオン
が約2%上昇。同業の米テキサス・インスツルメンツ
四半期のすべての製品分野、および地域での売り上げは、今後も継続するとの見通しを示
したことが材料視された。
一方で鉱山株はさえない。中国による金融引き締め策が需要を抑制するとの懸念から金
属価格が下落した。アントファガスタ
<ユーロ圏債券> 独連邦債をはじめ大半のユーロ圏国債が上昇。中国の預金準備率引
き上げで低リスク資産への需要が高まった。
半面、ギリシャ国債は下落。新たな国債発行に関するニュースが圧迫した。
独連邦債先物は一時5週間ぶり高値となる123.51に上昇。その後、米消費者信頼
感指数を手がかりに株が値を戻したことで、上げを一部削った。
1月の米コンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数は2008年9月以来の高
水準となった。
中国の一部銀行が預金準備率引き上げを同日から実施したほか、スタンダード・アンド・
プアーズ(S&P)は、日本の外貨建て・自国通貨建ての長期ソブリン格付けのアウト
ルックを安定的からネガティブに変更した。また、オバマ大統領は11年度予算で非国防
裁量支出を3年間凍結する計画を提案する見通しとなっており、世界経済成長をめぐる懸
念が広がった。
フィッチは、現時点で日本の格付けを変更する計画はないが、信頼のおける中期的な財
政再建計画が必要との見方を示した。
前日のギリシャの5年債発行ではおう盛な需要がみられた。ギリシャはこの日、2月に
シンジケートを通じた10年債発行を計画していることを明らかにした。
新たなギリシャ国債発行をめぐるニュースを受け、10年物のギリシャ国債と独連邦債
の利回り格差は一時、12ベーシスポイント(bp)拡大し、310bpとなった。その
後は303bp付近で推移した。
ギリシャ以外の周辺国債は堅調で、独連邦債をアウトパフォームした。アナリストは、
前日のギリシャ起債を受けて、資金調達能力をめぐる懸念が和らいだことを指摘した。
10年物のポルトガル国債
週間ぶりの低水準となる90bp。
ポルトガルが目指す財政赤字削減への期待も支援した。
独連邦債先物3月限
からは押し戻された。
独連邦債2年物
利回りは約1bp低下し3.196%。
[東京 27日 ロイター]