1252GMT 26日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
27日終値 前営業日終値
株 FT100 5365.67(+14.55) 5351.12
クセトラDAX 6207.31(+13.10) 6194.21
金 現物午後値決め 1168.00 1183.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.015 (+0.000) 0.400(0.340)
独連邦債2年物 0.880(0.830)
独連邦債10年物(9月限) 127.67 (‐0.06) 2.766(2.759)
独連邦債30年物 3.424(3.417)
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<為替> ユーロが対ドルで11週間ぶり、対円では7週間ぶり高値をつけている。ス
イスUBS
<株式> ロンドン株式市場は続伸し、FT総合株価指数終値は10週間ぶりの高値を
更新した。UBS
ただ、この日発表された7月の米消費者信頼感指数が予想を下回ったことで、午後に入
り相場の上値は抑えられた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時5411.45まで上昇したものの、結局
5365.67と、14.55ポイント(0.27%)高で引けた。終値としては5月
13日以来の高値となる。
ETXキャピタルのマノジュ・ラドワ氏は「米消費者信頼感指数が若干予想を下回った
ことが午場の取引の重しとなり、高値から下げた」と述べた。
米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が発表した7月の消費者信頼感
指数は50.4と前月から低下し、2月以来の低水準となった。予想は51だった。
銀行株では、ロイズ・バンキング・グループ
ットランド
BP
ったことで原油価格
流出事故処理に関する特別費用として322億ドルを計上すると発表。その結果、第2・
四半期は169億7000万ドルの赤字となったと発表している。
欧州株式市場は続伸し、主要株価指数は5週間ぶりの高値で引けた。スイスの金融大手
UBS
の低下を受けて当初の上げ幅の半分以上を失った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.16ポイント(0.49%)高
の1054.17。上昇は6日連続で6月21日以来の高値で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は26.19ポイント(0.95%)高
の2769.31。
銀行株が値上がりし、欧州STOXX600銀行株指数<.SX7P>が4.7%高。
UBSが27日発表した第2・四半期決算は、純利益が20億スイスフランとなり、ロ
イターがまとめた市場予想(13億4000万スイスフラン)を上回った。顧客資金の流
出は約50億スイスフランとなり、2008年初め以来の低水準となった。
同社株は11%急騰。他の同業株は、ソシエテ・ジェネラル
ラング・アンド・シュワルツ(フランクフルト)のストラテジスト、ジュゼッペ・グイ
ド・アマート氏は、投資家の慎重姿勢が根強く、ポジション調整の範囲を抜け出ていない
と指摘。「良好な企業決算とさえない経済統計の綱引き状態で、相場は抵抗線を抜け切れ
るかが焦点。もしできなければ秋以降、指標が引き続きさえないなか、企業決算効果のは
く落が予想されることから、相場上昇は期待できないのではないか」と述べた。
石油の英BP
ドルを計上するとし、第2・四半期の決算は169億7000万ドルの赤字に転落した。
トニー・ヘイワード最高経営責任者(CEO)が10月1日付で辞任し、後任には米国部
門のトップを務めているロバート・ダドリー氏が就任する。
自動車の独ダイムラー
1000万ユーロとなった。主力のメルセデス部門の業績主導で2010年通年の利払
い・税引き前利益(EBIT)は60億ユーロ(78億ドル)になるとし、従来予想の
40億ユーロ超から大幅に引き上げた。市場では利食いが出たとの声が聞かれた。
食品の仏ダノン
年の営業利益率は横ばいにとどまるとの見通しを示した。
<ユーロ圏債券> ユーロ圏周辺国債が独連邦債をアウトパフォームした。リスク選好
の回復を背景に周辺国債のショートポジションを解消する動きがみられた。一方、独連邦
債先物は主要支持線付近まで下落した。
UBS
って改善したことも、前週の欧州ストレステスト(健全性審査)の結果公表を受けて広が
っていた、慎重ながらも楽観的な見方を強める格好となった。
リスク資産への需要が高まり、FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>はこの
日0.49%高と、6営業日連続で上昇した。
独連邦債先物9月限
127.37まで下落し、6月につけた安値で、主要支持線となっている127.12に
迫った。この支持線を下抜ければ126.20の水準を試す可能性が出てくる。
独連邦債利回りは全般的に上昇。2年債利回り
(bp)上昇の0.874%。一時3カ月ぶり高水準となる0.907%まで上昇した。
同10年物
回り格差は前日に続いて縮小し、189bpとなった。
短期金融市場金利が引き続き通常化し、欧州中央銀行(ECB)の政策金利である1%
に向かって上昇するなか、短期債の利回りは上向き圧力を受ける状況となっている。
周辺国債が独連邦債をアウトパフォームするなか、双方の利回り格差が縮小。なかでも
30日に償還期限を迎える約160億ユーロのスペイン国債の一部を再投資する方針が好
感され、同国債の上昇が目立った。
スペイン国債10年物
以来の水準になった。独連邦債との利回り格差は縮小し、5月半ばの水準である130
bpとなった。
[東京 28日 ロイター]