[東京 30日 ロイター] - 財務省は30日、2022年度概算要求で計上した国債利払いや返済に充てる国債費30兆2362億円の積算金利を1.2%に据え置いたと発表した。予算要求では、グリーン化や中央銀行デジタル通貨の検討に向けた体制強化で本省職員16人の増員も要求した。
国債費の22年度要求額は21年度当初予算に比べて6兆4778億円増えた。このうち利払い費が8兆7176億円、債務償還費は21兆4966億円。債務償還費には20年度の決算剰余金4兆5347億円を繰り入れた。
経済協力費などを含む財務省全体の要求額は32兆0396億円で、全体の要求額としても21年度当初予算に比べて6兆5148億円増えた。