本日のマザーズ先物は、戻りの鈍い展開となりそうだ。
前日の米国市場では、トランプ米政権が不法移民問題を理由としたメキシコへの制裁関税について、発動延期を検討していることが伝わり、シカゴ日経225先物も値を上げるなか、マザーズ先物にも朝方から買いが先行する可能性がありそうだ。
その後は、個人投資家のセンチメント改善に期待がかかるなか、指数インパクトの大きい銘柄や直近IPO銘柄に対する短期資金動向を窺いながらの展開となろう。
一方で、為替市場では円相場が1ドル=108円台前半で高止まりしているほか、今夜には5月の米雇用統計の発表を控えている。
足元のマザーズ先物の戻りもショートカバーの側面が強かったものの、本日は週末要因のポジション調整の動きが強まりやすくなり、上値追いの動きは限られそうだ。
上値のメドは900.0pt、下値のメドは880.0ptとする。