■要約
1. 経営理念「Heart to Heart」に基づき、アウトソーシングサービス事業とグローバル事業を展開
アルプス技研 (T:4641)は、機械、電気・電子、ソフト・ITなどの分野において、大手製造業各社に高度技術サービスを提供する総合エンジニアリングアウトソーシング企業である。
経営理念である“Heart to Heart”「人と人との心のつながり」を大切にしており、技術者としてのみならず社会人としても一流であるべしとの思いから、創業以来一貫して、技術力の強化に加え、ヒューマン教育にも注力している。
これが同社の強みである人材を生み出す源泉となる企業組織文化と言える。
アルプス技研グループは同社及び子会社4社から構成され、2016年12月期より、アウトソーシングサービス事業とグローバル事業の2つの事業セグメントとなった。
2. 2016年12月期連結決算
2月14日、同社は2016年12月期の決算発表を行った。
売上高は26,743百万円で前期比17.7%増、営業利益は2,857百万円で同32.0%増、経常利益は2,949百万円で同32.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は1,988百万円で同37.4%増であった。
(株)パナR&Dの連結子会社化によって成長が加速し、営業利益率は10%超を達成した。
アウトソーシングサービス事業については、優秀な人材の確保、契約単価の向上を柱とした営業施策に注力した結果、稼働人数が前年をさらに上回り、契約単価も上昇した。
特に、新卒稼働の早期化が売上増に貢献した。
グローバル事業については、エンジニアリング事業の大型工事検収により大幅な増収増益となった。
3. 2017年12月期見通し
2017年12月期通期の連結業績予想については、売上高で前期比8.4%増の29,000百万円、営業利益で同7.5%増の3,070百万円、経常利益で同7.5%増の3,170百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同7.1%増の2,130百万円と増収増益の見通しだ。
同社グループの主要顧客である大手製造業各社からの派遣要請が引き続き堅調であり、この傾向は継続すると見込んでいる。
4. 新中期経営計画
同社は決算発表と合わせて、2017年12月期から2019年12月期までの3ヶ年を対象とする中期経営計画の定量目標(ローリング方式)を発表した。
最終の2019年12月期の売上高が33,400百万円、営業利益が3,450百万円を目標としている。
■Key Points
・「Heart to Heart」の人材教育で顧客の信頼、従業員の満足度を向上
・正社員技術者による高度技術アウトソーシングサービスが好業績で拡大推移
・2018年7月には創業50周年を迎え、過去最高配当を計画
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)
1. 経営理念「Heart to Heart」に基づき、アウトソーシングサービス事業とグローバル事業を展開
アルプス技研 (T:4641)は、機械、電気・電子、ソフト・ITなどの分野において、大手製造業各社に高度技術サービスを提供する総合エンジニアリングアウトソーシング企業である。
経営理念である“Heart to Heart”「人と人との心のつながり」を大切にしており、技術者としてのみならず社会人としても一流であるべしとの思いから、創業以来一貫して、技術力の強化に加え、ヒューマン教育にも注力している。
これが同社の強みである人材を生み出す源泉となる企業組織文化と言える。
アルプス技研グループは同社及び子会社4社から構成され、2016年12月期より、アウトソーシングサービス事業とグローバル事業の2つの事業セグメントとなった。
2. 2016年12月期連結決算
2月14日、同社は2016年12月期の決算発表を行った。
売上高は26,743百万円で前期比17.7%増、営業利益は2,857百万円で同32.0%増、経常利益は2,949百万円で同32.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は1,988百万円で同37.4%増であった。
(株)パナR&Dの連結子会社化によって成長が加速し、営業利益率は10%超を達成した。
アウトソーシングサービス事業については、優秀な人材の確保、契約単価の向上を柱とした営業施策に注力した結果、稼働人数が前年をさらに上回り、契約単価も上昇した。
特に、新卒稼働の早期化が売上増に貢献した。
グローバル事業については、エンジニアリング事業の大型工事検収により大幅な増収増益となった。
3. 2017年12月期見通し
2017年12月期通期の連結業績予想については、売上高で前期比8.4%増の29,000百万円、営業利益で同7.5%増の3,070百万円、経常利益で同7.5%増の3,170百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同7.1%増の2,130百万円と増収増益の見通しだ。
同社グループの主要顧客である大手製造業各社からの派遣要請が引き続き堅調であり、この傾向は継続すると見込んでいる。
4. 新中期経営計画
同社は決算発表と合わせて、2017年12月期から2019年12月期までの3ヶ年を対象とする中期経営計画の定量目標(ローリング方式)を発表した。
最終の2019年12月期の売上高が33,400百万円、営業利益が3,450百万円を目標としている。
■Key Points
・「Heart to Heart」の人材教育で顧客の信頼、従業員の満足度を向上
・正社員技術者による高度技術アウトソーシングサービスが好業績で拡大推移
・2018年7月には創業50周年を迎え、過去最高配当を計画
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)