上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
前場終値 2361.585 16.798高 379.9億元(上海A株)
寄り付き 2401.738 56.951高
前営業日終値 2344.787 14.433安 398.1億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
前場終値 18287.94 576.88高 436.0億香港ドル
寄り付き 18441.87 730.81高
前営業日終値 17711.06 4.05高 603.6億香港ドル
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[上海/香港 11日 ロイター] 11日の香港株式市場は、大幅続伸で前場の取引
を終えた。中国の政府系ファンドの国内投資部門である中央匯金投資が10日に4大国有
銀行株の取得を開始したのを好感し、金融株が相場をけん引している。
ハンセン指数<.HSI>の前場終値は576.88ポイント(3.26%)高の
18287.94。ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>の前場終値は
492.56ポイント(5.55%)高の9362.11。
ただし市場の慎重ムードは続いており、商いは膨らんでいない。
上海市場は反発して前引けた。
上海総合指数<.SSEC>の前場終値は16.798ポイント(0.72%)高の
2361.585。取り引き序盤から上昇幅を縮小した。
トムソン・ロイター・スターマインによると、中国工商銀行<1398.HK> <601398.SS>は、
株価純資産倍率(PBR)で1.5倍、今後1年間の利益をベースにした株価収益率
(PER)では6倍の水準で推移。どちらの投資指標でみても、上場株式の中で最もバリ
ュエーションが割安な銘柄となっている。
中央匯金投資による4大国有銀行株購入は市場のセンチメント改善に寄与したが、アナ
リストらは、2010年以降で約30%下落した相場を上向かせるには不十分との見方を
示す。同ファンドが3年前に同様の株式取得を行った時と比べると、今回の市場の反応は
かなり抑制されている。