週明け28日の中国本土市場は小幅に値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前営業日比4.75ポイント(0.18%)安の2596.98ポイント4日ぶりに反落した。
上海A株指数も下落し、5.00ポイント(0.18%)安の2719.50ポイントで取引を終えている。
取引時間中に発表された中国統計内容の不振が重し。
全国工業企業の利益総額は2018年12月、前年同月比1.9%減の6808億3000万人民元(約11兆267億円)に縮小した。
約3年ぶりに前年実績を下回った前月(1.8%減)に比べ、さらに減少ペースが加速している。
指標の公表後、指数は上げ幅を縮小し、中盤からマイナスに転じた。
もっとも、大きく売り込む動きはみられない。
中国の政策期待が引き続き相場の支え。
国内経済の鈍化懸念がくすぶるなか、当局は景気テコ入れ策を相次いで打ち出している。
業種別では、医薬品の下げが目立つ。
江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が7.1%安、康美薬業(600518/SH)が5.8%安で引けた。
鉄鋼株も安い。
宝山鋼鉄(600019/SH)が1.4%下落した。
消費関連株や自動車株、ハイテク株などもさえない。
銀行株も中盤から値下がりした。
半面、石炭株はしっかり。
中国神華能源(601088/SH)が1.8%上昇した。
発電株と不動産株の一角も物色されている。
外貨建てB株の相場は値上がり。
上海B株指数が0.40ポイント(0.14%)高の275.99ポイント、深センB株指数が3.15ポイント(0.36%)高の870.23ポイントで終了した。
【亜州IR】