27日、ビットコインは昨日の急騰から反落している。
17時5分時点でビットコインは1.41%安の12360.5ドル。27日未明、ビットコインは1年半ぶりの高水準となる1万3666.02ドルをつけ今年度で260%以上の上昇となった後、大幅に反落している。
今回のビットコインの大幅な上昇は、フェイスブックが独自の仮想通貨「リブラ」を発行する計画を発表したことにより、仮想通貨が主流のものとなるという観測が生まれたからであると考えられている。
またFRBが7月に利下げを行うという見通しがドル安を刺激し、ビットコイン反発の追い風となったとも考えられている。
一方で、中国の国営メディアの新華社通信は、政治的な緊張や米中貿易戦争の中で、投資家が代替となる投資先を求めた結果、ビットコインがここ数か月で安全資産としての地位を築き上げるに至ったと報道している。
また、テザー社のUSDTが大量に発行されていることも今回も価格上昇に関連があるとの声もある。
また、17時5分時点での他の主要な仮想通貨の価格も下落している。イーサリアムは2.15%安、リップルは8.75%安、ライトコインは11.76%安となっている。