ドル/円
午後3時現在 91.31/34 1.2341/44 112.68/74
正午現在 91.78/79 1.2350/53 113.33/39
午前9時現在 91.74/79 1.2380/86 113.59/66
NY17時現在 91.78/82 1.2428/31 113.81/86
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[東京 20日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時
点から下落した91円前半。前日海外で300ポイント近く上昇したユーロ/ドルが
100ポイントを超える反落となった。世界的に株価の調整ムードが強まる中、豪ドル/
米ドル
東京市場ではユーロが軟調。ユーロ買い介入観測の高まりなどを背景に、海外市場では
一時1.2433ドルまで4年ぶり安値から300ポイント近い上昇となったものの、ユ
ーロ圏への懸念がくすぶる状況は変わらず「上値は戻り売りを狙う向きが大勢」(都銀)。
東京市場で一時1.2321ドルまで反落した。激しい上下動で「流動性が依然として低
下した状態」(外銀)といい、値動きの荒さが目立った。
ユーロ/円も同様の値動き。東京市場序盤にかけて114円前半まで3.2円の上昇を
見せたが、その後は伸び悩み112.29円まで1.8円反落した。
来日中のユンケル・ユーログループ議長は20日、ユーロ安がさらに加速すれば欧州は
何らかの行動をとるかとの問いに対して、「迅速な行動を必要とする問題とは思わない」
と発言。「当局が為替相場の動きを監視しており、何をすべきか一番わかっている。わた
しはユーロの下落が急速であることを懸念しているが、現在の相場水準については懸念し
ていない」と述べた。
午後の取引では豪ドルの下げが目立った。一段の豪ドル売りを誘発するストップロスを
対円や対ドルで巻き込んだことがきっかけ。豪ドル/米ドルは0.8270ドルまで下落
して8カ月ぶり、対円
対円相場では、個人投資家のストップロスを巻き込んだとの声が複数出ている。JPモ
ルガン・チェース銀行の試算によると、個人の証拠金取引参加者が保有する豪ドル/円の
買いポジションは、18日時点でデータが利用可能な2007年1月以降で最大の規模に
達していた。
対豪ドルで円買いが急速に強まったことを受けて、円買いは対ドルにも波及。ドル/円
は91円半ばから一時91.00円まで下落し、前日海外で付けた2週間ぶり安値の
90.95円に接近した。
(ロイター 基太村真司記者)