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UPDATE2: 東京株式市場・大引け=続落、円高対応策出ず終値での年初来安値更新

発行済 2010-08-23 15:56

*見出しとリードの内容を補足しました。

 

日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>

終値 9116.69 (-62.69) 終値 9100 (-60)

寄り付き 9147.24 寄り付き 9130

安値/高値 9090.96─9171.42 安値/高値 9080─9170

出来高(万株) 128373 出来高(単位) 41139

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 [東京 23日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は続落。17日に付けた終値で

の年初来安値9161円68銭を更新した。前引け後に明らかになった、きょう午前の菅

直人首相と白川方明日銀総裁の電話会談では、為替介入についての具体的な話は出なかっ

たと伝えられた。これを受けて午後の東京市場では、失望売りは見られなかったものの、

引き続き様子見姿勢の強い展開となった。

 東証1部騰落数は値上がり406銘柄に対し値下がり1085銘柄、変わらずが177

銘柄。東証1部の売買代金は8811億円と1兆円に届かなかった。

 

 きょうの日経平均は為替の落ち着きにも下支えされ、下げは限定的となったが、市場関

係者の間からは政府・日銀の対応への不信感も表面化している。みずほ証券・エクイティ

ストラテジストの瀬川剛氏は、首相と日銀総裁の会談が電話会談になりそうだとの事前報

道があったため、大きな失望にはならなかったとみる半面、「『不作為』を続ける政府・

日銀に対し、何らかの対策を求める声が、市場だけでなく産業界からも強まるだろう」と

話す。立花証券・執行役員の平野憲一氏も「世界的に自国通貨安に誘導する流れとなって

いるなか、日本の戦略をいかにすべきか、あるい円高は望ましくないなどの認識を政府・

当局の誰かが表明するべき」との見方だ。「引き続き9000円割れのリスクを抱えなが

らの展開となっており、個人も含めて投資家は動きがとれない。このままでは25日移動

平均線まで戻すのは難しいだろう」と述べた。

 今週は、政府・日銀の円高対応動向以外に国内材料に乏しく、海外市場にらみとの声も

出ている。「具体的な円高対応策が出るまで、国内要因では動きにくい。24日の7月米

中古住宅販売、25日の7月米耐久財受注など今後の米経済指標を受けた為替、米株の反

応次第だろう」(大手証券)とみられている。

 業種別では、水産・農林、石油・石炭、電気・ガス、小売、銀行が上昇した。精密機

器、機械、繊維、非鉄金属は下げが目立った。

 個別銘柄では、ソニー<6758.T>やキヤノン<7751.T>、ニコン<7731.T>などハイテクや精

密の一角がさえない。ユーロ/円が海外市場で7週間半ぶり安値の

108.25円をつけるなど、ユーロ安・円高が進んでおり、収益圧迫要因として警戒さ

れている。市場では「ドル/円は85円台で底堅いと思っていたら、対ユーロで円高が進

んでいる。金融緩和期待が空振りとなり、ハイテク株や精密株には重い展開となってい

る」(準大手証券ストラテジスト)との声が聞かれた。

 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ

<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などの大手銀行株はまちまちだった。

   

 (ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者)

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