[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)のアルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)は6日、2020年代末までに多くの内燃エンジン車のモデルを廃止し、販売台数全体を減らしていくと発言、利益率の高い高級車に専念する方針を示した。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで「重要な目標は成長ではない。量と市場シェアよりも質と利益率に専念する」と述べた。
欧州でガソリン車・ディーゼル車のラインアップを今後8年で60%減らす。現在、複数のブランドで少なくとも100のモデルがあるという。
自動車業界では、大幅な値引きが必要になっても、毎年販売台数を増やして利益を上げる試みが続けられてきたが、VWの新戦略は、こうした試みからの大転換となる。