ドル/円
午後3時現在 95.42/45 1.4352/53 136.95/05
正午現在 95.28/33 1.4358/60 136.80/89
午前9時現在 95.46/51 1.4370/74 137.20/30
NY17時現在 95.41/46 1.4349/55 136.88/99
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[東京 7日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時
時点からほぼ横ばいの95円前半で推移している。7月米雇用統計の発表を待って小動き
に終始した。米非農業部門雇用者数の減少が前月より改善するとの期待をすでに織り込ん
でしまった豪ドルも値動きは重く、前日に予想外の量的緩和拡大を発表した英ポンドは、
下値もみあいが続いた。
ドル/円は95円前半でこう着。きょうこれまでの上下値幅は36銭にとどまっている。
7月米雇用統計をにらんで様子見ムードが強いほか、95.00円から96.00円にか
けて複数のオプションが並んでいることもドル/円を動きにくくしたという。
雇用統計は市場がリスク選好を再び高められるかどうかを占ううえで注目されているが、
ドルと円はリスクに対して同じ方向に動くことが多いため値動きにつながりにくい。この
ため、ドルや円逆方向に動くとみられる豪ドルやユーロ、英ポンドに市場の注目が集まっ
た。
ロイター調査によると、7月の米国の非農業部門就業者数は32万人の減少が予想され
ている。ただ、米ゴールドマン・サックスが米非農業部門雇用者数見通しを従来予想の前
月比30万人減から25万人減に上方修正するなど市場の期待は上振れ方向。「予想を上
方修正する動きが出ており、20万人減くらいになってもサプライズにはならない。逆に
予想より弱い数字が出た場合のほうがマーケットインパクトがある」(ロイヤルバンク・
オブ・スコットランドのヘッドオブFXストラテジー、山本雅文氏)という。このため、
すでに期待感を織り込んでしまった豪ドルやユーロは上値の重い推移になった。
豪準備銀行(中央銀行)は金融政策報告で、経済の改善が続けば政策金利はより正常な
水準に引き上げられるとの認識を示した。ただし、今は現行の金利水準が適切だとした。
エコノミストは、早ければ今年10月の利上げ開始を予想。金融市場はすでに、早期の利
上げを織り込む動きをみせており、向こう12カ月で150ベーシスポイント(bp)以
上の引き締めを織り込んでいる。
これを受けて豪ドル/米ドルは0.8425ドルまで上昇してきょうの高値をつけたも
のの、間もなく0.83ドル後半に押し戻された。「豪ドルはポジションがロングに傾い
ていたため、米雇用統計を控えたポジション調整の動きになっている。豪中銀報告の強い
トーンでも豪ドルが上がらなかったことで、やや上値の重さが意識されている」(野村証
券金融市場部次長、前波弘氏)との声が聞かれた。
前日に英中銀が予想外の量的緩和拡大を発表したことを受けて急落した英ポンド/ドル
も、下値が固まらない。豪ドルがポジション調整した局面では英ポンドも連れ安、一時
1.6750ドルを下回り量的緩和政策の拡大発表後につけた前日海外市場の安値
1.6752ドルを割り込んだ。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
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