ドル/円
正午現在 89.38/39 1.4538/40 129.93/00
午前9時現在 89.54/55 1.4513/17 129.97/00
NY17時現在 89.59/63 1.4529/33 130.28/34
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[東京 2日 ロイター] 正午現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点
から小幅安の89円前半。ユーロに調整売りが強まった海外市場の流れが続き、東京市場
でユーロ/円は一時129.65円まで下落。7月14日以来2カ月半ぶり安値をつけた。
この日の取引では朝方から、ユーロ/円の下値に控える一段の売りを誘発するストップ
ロスを狙った売り仕掛けが活発化。一部外銀の売りが目立ったという。ユーロは対ドルで
も軟調で、一時1.4502ドルと海外市場の安値を下抜け、9月10日以来3週間ぶり
安値をつけた。
ユーロ売りのきっかけとなったのは、海外時間に欧州委員会のアルムニア委員(経済・
通貨問題担当)がロイターに対し、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)では「このと
ころユーロは上昇しており、次回のイスタンブールでの7カ国財務相・中央銀行総裁会議
(G7)に向けたユーロ圏の立場を準備する」と述べたこと。
その後も欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が「為替レートの過剰なボラティリテ
ィや無秩序な動きは、経済や金融の安定にマイナスの影響を及ぼすとの非常に強い思いが
ある」と発言、ユーログループで議長を務めるルクセンブルクのユンケル首相兼財務相が、
会合では為替に関する話し合いが「広範囲に」及んだことを明らかにするなど、ユーロ高
けん制につながると見られる発言が続いた。
ただ市場では、「上昇基調の続いてきたユーロは高値警戒感が強まっていた。調整売り
が強まっている」(都銀)と、発言は参加者が持ち高調整に動くきっかけなったに過ぎな
いとする声もある。目先的には「投機的に買われてきた動きに一服感が出始めた」(別の
都銀)ことで、「幅広い通貨に対してユーロの調整売りが続く可能性もある」(同)が、
きょうの9月米雇用統計やG7を前にしたポジション調整だったとの見方も根強い。
実際、前日海外の取引ではこれまで売り込まれてきたドルが広範に反発。豪ドル/米ド
ル
17日に1年1カ月ぶり安値を更新した米ドル/南アフリカランド
し1カ月ぶり高値まで切り返した。米ドル/メキシコペソ
ったとの観測」(外銀)に2%弱の上昇となった。全般的に「ドルキャリー(取引)が巻
き戻された」(後出の都銀)形だ。
一方、ユーロ/円の下げなどを背景に、ドル/円は正午過ぎに一時89.21円まで下
落。28日以来の89円割れに接近した。前日の米金利急低下を受けて「金利低下に伴う
投資家の持ち高調整売りが出た」(邦銀)という。
(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;
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