上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
前場終値 2799.2 7.7 安
寄り付き 2795.764 11.178安
前営業日終値 2806.942 68.198高 2518.5億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
前場終値 23087.42 119.89安 456.1億香港ドル
寄り付き 23161.21 46.10安
前営業日終値 23207.31 263.13高 952.1億香港ドル
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[香港/上海 12日 ロイター] 12日の上海・香港株式市場はともに反落して前
場の取引を終えた。中国人民銀行(中央銀行)による予想外の預金準備率引き上げを受け、
中国の銀行株が売られている。
上海総合指数<.SSEC>の前場終値は7.7ポイント安の2799.2。前日までの2営
業日で2.5%上昇し、2日間の上げとしては12カ月ぶりの大幅上昇となっていたが、
この日は一服ムードとなった。
フィリップ証券のアナリスト、Chen Xingyu氏は「(預金準備率引き上げは)短期的に
は銀行の収益や株価パフォーマンスに影響を与えるだろうが、調整は予想の範囲内だ」と
述べた。
銀行セクターは、中国農業銀行<601288.SS>が0.7%安、中国銀行<601988.SS>は
1.5%安、中国工商銀行<601398.SS>は1%安。
一方、自動車株は好業績期待から買われ、上海汽車<600104.SS>は7.4%高、華域汽
車<600741.SS>は7.8%高となった。上海汽車は、今年1―9月の純利益が少なくとも
前年比140%増加するとの見通しを示した。
香港株式市場では、銀行株など、これまで市場をけん引してきた大型株が利食い売りに
押された。
ハンセン指数<.HSI>の前場終値は119.89ポイント(0.52%)安の
23087.42.
ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>は57.11ポイント(0.44%)安
の12894.79。
全般に軟調な動きの中、テンセント・ホールディングス<0700.HK>がショートカバーを
受けて4.5%高と急伸した。