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再送:UPDATE1: 東京株式市場・大引け=続伸、売買代金は今年3番目の薄商い

発行済 2010-07-05 16:08

*記事検索コードを追加して再送します。

日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>

終値 9266.78 (+63.07) 終値 9260 (+50)

寄り付き 9230.00 寄り付き 9230

安値/高値 9213.79─9282.90 安値/高値 9200─9280

出来高(万株) 143981 出来高(単位) 39554

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 [東京 5日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は続伸。前週末2日に発表された

6月の米雇用統計・非農業部門雇用者数は国勢調査実施に絡む臨時雇用が終了したことを

背景に前月比12万5000人減となったものの、イベント通過感も出て、東京市場では

主力銘柄などを中心に買い戻しが入った。上海や香港などの中国株は軟調となっているが

影響は限定的。ただ、東証1部の売買代金が8906億円と、1兆円に届かない今年3番

目の薄商いで、市場では「海外投資家や国内のトレーダーなど、短期筋による買い戻しの

域を出ていない」(インベストラスト代表の福永博之氏)との声がきかれた。

 東証1部騰落数は値上がり1132銘柄に対し値下がり400銘柄、変わらずが141

銘柄だった。

 

 市場関係者の間からは「特に買い材料はなかったが、為替の落ち着きを手掛かりに買

い戻された」(国内投信)との声があがった。先物に小口の買いが入り、しっかりと推移

したという。独立記念日の振り替え休日で、今晩の米株市場が休場となることから「ポジ

ションの手じまいも限定的だった」(同)とみられている。

 十字屋証券資金運用グループ・チームリーダーの岡本征良氏は「明日の午前中ぐらいま

では、米株市場を気にせずに済むので買い戻しが続くかもしれない。ただ、経済の過熱感

や銀行増資など、不透明な材料の多い中国の株価動向には要注意だ」と指摘する。「経済

指標などでみるマクロ面がダウン・トレンドのなか、発表が本格化する4─6月期の米企

業決算にもあまり期待できない。当面、材料の出た個別物色でつないでいく展開かもしれ

ない」との見方だ。別の市場関係者も「値ごろ感から国内系投資家の押し目買いが入って

いるものの、上値では先物の売り注文が多く伸び切れない状況。当面は好材料も期待しに

くく、レンジ内での推移にとどまりそうだ」(大手証券エクイティ部)と述べた。

 立花証券・執行役員の平野憲一氏は、きょうの相場について、下げ過ぎの反動とみてい

る。「25日移動平均線で下方かい離が5%程度、75日線で同11%程度に拡大したが、

日本のファンダメンタルズは相対的にしっかりとしており、海外株と連動して下げる必要

はないという意識も市場ではあるようだ」という。一方、「9000円台を維持すること

が鍵。9000円を割れるとリーマン・ショック時の7000円水準が一気に現実意味

を帯びてくる」と警戒している。

 

 業種別では、その他金融や不動産の上昇が目立った。これまで大きく売られてきた反動

という。石油・石炭、鉱業、鉄鋼、海運はさえない。

 個別銘柄では、アコム<8572.T>、武富士<8564.T>、アイフル<8515.T>など消費者金融株

が軒並み高となった。大阪府が貸金業法の完全施行で導入された上限金利の引き下げと総

量規制を緩和する構造改革特区の設置構想を政府に提案する方向で最終調整に入ったとの

一部報道が材料視された。

 ソニー<6758.T>が続伸。円高懸念で売り込まれた反動から押し目買いが入ったほか、ク

レディ・スイス証券が投資判断を新規「アウトパフォーム」、目標株価3200円に設定

したことも材料視された。

 ユナイテッドアローズ<7606.T>が続伸。6月の小売りと通販の既存店売上高が前年比プ

ラス2.6%だったことが材料視された。一方、6月の国内ユニクロ事業の既存店売上高

が前年比5.8%減だったファーストリテイリング<9983.T>は反落し、明暗を分けた。

 (ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者)

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