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東京外為市場・正午=ドル76円後半、スロバキア否決もユーロ荒れず

発行済 2011-10-12 12:20

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

正午現在   76.71/72  1.3607/10  104.37/42

午前9時現在 76.70/73  1.3632/35  104.54/59

NY17時現在 76.66/71  1.3647/51 104.53/58

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 [東京 12日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほ

ぼ同じ76円後半。スロバキア議会が欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の拡充案

を否決したものの、ユーロは荒れることなく落ち着いた値動きだった。仲値前に日本の輸

出企業によるユーロ売りが出て、やや下落した程度だった。手掛かり材料のないドル/円

は、一段とこう着感を強めた。

 前日の欧州市場終盤に欧州連合(EU)などが80億ユーロのギリシャ向け融資実行で

合意し、値を持ち直していたユーロは、ニューヨーク市場終盤にスロバキア議会がEFS

F拡充案を否決したたことで上げ幅を縮小した。しかし下げは限定的で、その流れを引き

継いで始まったアジア市場でも売り込まれることはなかった。

 「(スロバキアの野党は)拡充案そのものに反対したわけではなく、国内の政争の具と

して使っただけという感がある。(可決が)少し遅れる程度で大きな波風にはならず、市

場もあまり材料視していない」(バンクオブアメリカ・メリルリンチのFXストラテジス

ト、藤井知子氏)との声が聞かれた。

 この日は日本の輸出勢がユーロを売って円を買う動きが見られ、ユーロ/円は仲値にか

けて104円前半まで小緩んだ。対円でのユーロ売りが波及し、ユーロ/ドルも1.36

ドルを割り込む場面があった。

 

 ユーロは10日に大きく買い戻された後、その日の高値圏のまま推移している。独仏首

脳が合意した欧州金融機関の資本増強に向け、具体策を待つムードが広がっているほか、

フランス・ベルギー系銀行デクシアの破綻が決まり、「処理にはユーロが必要になるだろ

うから、対外資産の売却などリパトリ(本国への資金還流)観測が出ている面もあるのだ

ろう」(藤井氏)という。

 ドル/円は正午までの値幅がわずか8銭。日本の8月機械受注や、米上院が雇用対策法

案を否決といったニュースにも反応しなかった。外国為替証拠金取引(FX)の関係者に

よると、個人の注文は76.50─65円には買いが、76.70円から上には売りが厚

みを増しており、動きづらそうだという。

 

 (ロイターニュース 久保 信博)

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