(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10465.94(‐ 1.22)
前営業日終値 10467.16(‐30.72)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2254.70(+ 3.01)
前営業日終値 2251.69(‐12.87)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1101.60(+0.07)
前営業日終値 1101.53(‐4.60)
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[ニューヨーク 30日 ロイター] 30日の米株式市場はほぼ横ばいで終了した。
米経済指標がさえない内容となったものの、好調な企業決算が経済指標の影響を相殺する
格好となった。月間ベースでは主要3指数がほぼ7%上昇し、1年ぶり好成績となった。
この日発表された米経済指標は、第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値が年率
換算で前期比2.4%増と、第1・四半期の3.7%増から減速しアナリスト予想の
2.5%増を下回った。
7月のシカゴ地区購買部協会景気指数は前月から改善し、市場予想を上回った。一方、
7月の米ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)は前月から大きく低下し、11月以来の
水準となった。
米GDPを受けて相場は下落したが、その後下げ幅を縮小した。
方向感に欠ける展開となるなか、テクニカル・トレーディングが主流となった。S&P
500は1100付近に支持線を控え、1115付近に位置する200日移動平均をなか
なか上抜けできずにいる。1115を超える水準で安定的に推移した場合、投資家は強気
になるとみられる。
MFグローバルの金融調査部門バイス・プレジデント兼シニア株式指数アナリスト、ニ
ック・カリバス氏は「(上抜けを試したが)実質3回ほど失敗した。投資家はテクニカル
的に、この状態をポジションをショートに傾ける手がかりとしている」と話した。
ダウ工業株30種<.DJI>終値は1.22ドル(0.01%)安の1万0465.94ド
ル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は3.01ポイント(0.13%)高の2254.70。
S&P総合500種<.SPX>は0.07ポイント(0.01%)高の1101.60。
週間ベースでは、ダウが0.4%上昇する一方、S&P総合500種が0.1%、ナス
ダックが0.7%、それぞれ下落した。
月間ベースでは、ダウが7.1%、S&P総合500種とナスダックが共に6.9%、
上昇した。
この日の取引では、シェブロン
半期決算で純利益が3倍増となり、アナリスト予想を上回った。
一方、メルク
スでの利益が市場予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。