(前営業日比)
日経平均<.N225> 9242.84 +2.30
同9月限<0#2JNI:> 9230 -10
-------------------------------------------------------------------------------
[東京 19日 ロイター] 寄り付きの東京株式市場で日経平均は小幅続伸。円高・
経済対策への期待感から不動産株などが堅調な動きとなっている。ただ円高警戒感は強く
輸出株の上値は重い。政策待ちで様子見気分が強く薄商いが続きそうだとみられている。
19日付産経新聞朝刊は、日銀が追加の金融緩和策の検討に着手すると報じた。昨年
12月に導入した新型オペの拡充が有力で、規模を現在の20兆円から30兆円に増やす
案が浮上、期間を3カ月から6カ月に伸ばす可能性もあると伝えている。
一方、市場では「円高が一服しているとはいえ、対ドルで85円レベル。円高・経済対
策も大きな効果があるメニューがそろうとの見方は少ない。対策が出て一呼吸置いた後で
円高が再進行、株価も底割れするという警戒感がある」(明和証券・シニアマーケット
アナリストの矢野正義氏)との声が出ていた。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)