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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は小反発、こう着のなか、個人主体の中小型株物色に(訂正)

発行済 2017-07-13 12:46
更新済 2017-07-13 13:00
後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は小反発、こう着のなか、個人主体の中小型株物色に(訂正)
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13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい

・日経平均は小反発、こう着のなか、個人主体の中小型株物色に
・ドル・円は112円96銭、米長期金利低下を意識
・農総研、ラピーヌなどがストップ高


■日経平均は小反発、こう着のなか、個人主体の中小型株物色に

日経平均は小反発30.50円高の20128.88円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引を終えた原油相場の上昇のほか、イエレンFRB議長証言を受けた追加利上げ観測の後退が材料視され、NYダウは120ドル超の上昇となったシカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の20140円となり、これにさや寄せする格好から、買いが先行したしかし、利上げ観測の後退からやや円高に振れて推移するなかで上値追いは慎重となり、日経平均は寄付き直後の20183.80円を高値に上げ幅を縮めている

東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が拮抗セクターでは空運、鉱業、サービス、情報通信がしっかり半面、ゴム製品、海運、保険、銀行、電力ガス、石油石炭が冴えない指数インパクトの大きいところでは、東エレク (T:8035)、ソフトバンクG (T:9984)が下支え

日経平均は想定内ながら、買い一巡後はこう着感の強い相場展開となっているそのため物色は個人主体の材料株にシフトしやすく、売買代金ではエンシュウ (T:3541)、KLab (T:8143)、ソウルドアウト、ユナイテッド
が上位に顔を出している値上り率上位についても新興市場の中小型株が中心であり、引き続きこれら銘柄に資金が向かいやすいだろう

ただし、個人主体で資金の逃げ足も速く、過熱警戒感も高まる中で値動きは荒くなりそうだ連動性はないものの、日経平均が弱含む局面では過剰に反応しやすい面もあるため、日経平均のほか、指数インパクトの大きい東エレク (T:8035)、ソフトバンクG (T:9984)を睨みながらの中小型株物色といったところである

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は112円96銭、米長期金利低下を意識

13日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含み米金利の低下を背景にドルは一時112円99銭まで反落した

ドル・円は、前日NY市場の流れを受け継ぎ、売り先行日経平均株価の上げ幅縮小の場面では一時113円13銭まで値を下げたただ、日経平均株価が20000円台で前日終値を上回って推移していることがドル売りを弱めた

ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、日本株高継続を期待した円売りが続いているただ、米10年債利回りが2.31%台まで低下しており、ドル売りの展開は目先も続きそうだ

ここまでのドル・円の取引レンジは111円99銭から113円53銭、ユーロ・円は129円13銭から129円66銭、ユーロ・ドルは1.1411ドルから1.1437ドルで推移した

12時26分時点のドル・円は112円96銭、ユーロ・円は129円18銭、ポンド・円は145円71銭、豪ドル・円は86円92銭で推移している

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・農総研、ラピーヌなどがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます


■経済指標・要人発言

・イエレンFRB議長(下院金融サービス委員会)
「FRBはインフレの展開を綿密に監視」
「インフレは目標を下回り、最近低下した」
「金利は中立にするために、さらに上昇する必要はない」
「財政政策は不透明感のひとつ」
「雇用増、成長は賃金や物価の上昇につながるべき」
「消費や世界経済の成長が米国の輸出を更に強め、金融状況も改善」


☆後場の注目スケジュール☆


・15:00  独・消費者物価指数改定値(6月)  0.2%  0.2%

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