外為市場では米国の低調な製造業・鉱工業指数に失望したドル売りが優勢となっ
た。 ドル・円は119円63銭から119円23銭まで下落し日中安値を更新。
ユーロ・ドルは 1.0577ドルから1.0675ドルまで上昇し、日中高値を更新した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した3月鉱工業生産は前月比-0.6％と、市場予想の -0.3％を下回り、2月の+0.1％からマイナスに転じた。
下落率は米国経済が景気後退 に陥っていた2009年5月来で最大を記録。
設備稼働率は78.4％と、市場予想の78.6％ を下回り、昨年1月以来で最低となった。
その後に全米住宅産業協会（NAHB）が発表した4月NAHB住宅市場指数は56と、市場予 想の55を上回り1月来で最高となった。
事前に発表された4月NY連銀製造業景気指数も-1.19と、上昇予想に反して3月6.90か ら年初来初めてマイナスに落ち込んだ。
【経済指標】 ・米・3月鉱工業生産：前月比-0.6％（予想：-0.3％、2月：+0.1％） ・米・3月設備稼働率：78.4％（予想：78.6％、2月：79.0％←78.9％） ・米・4月NY連銀製造業景気指数：-1.19（予想7.17、3月6.90） ・米・4月NAHB住宅市場指数：56（予想：55、3月：52←53）