ドル/円
正午現在 89.14/20 1.3603/06 121.27/32
午前9時現在 88.85/88 1.3639/43 121.18/25
NY17時現在 88.85/89 1.3625/29 121.19/30
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[東京 1日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点から
小幅高の89円前半。1カ月ぶり安値圏でもみあいが続いた。週明けアジア時間の取引で
は英ポンドの下落が目立ち、対ドル
半ぶり、対円
アジア時間は、早朝の取引で英ポンドが下落。対ドルで一時1.5130ドルと海外安
値を下抜けて、昨年5月以来9カ月ぶり安値を更新したほか、対ユーロで一時0.90ポ
ンド台と2カ月半ぶりユーロ高/ポンド安水準を、対円でも134円半ばと昨年3月以来
1年ぶりの安値をつけるなど、ポンドは全面安となった。
ポンド売りのきっかけとなったのは、週末にウォールストリート・ジャーナル紙が「次
は英ポンド危機か」と題して英国の財政問題を取り上げた記事。アジア時間早朝に、米保
険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
ジアの生命保険部門を355億ドルで英保険大手プルーデンシャル
画を承認したことも、買収金の払い込みに伴って英ポンド売り/ドル買いが強まる可能性
があるとの観測につながった。
イングランド銀行(英中央銀行)のハト派スタンスが明確になって以来、英ポンド売り
に前向きな姿勢を示す参加者は少なくない。総選挙を控えて政局の混乱ぶりが目立ってき
たことで、前週後半の市場では「解散総選挙のうわさも流れた」(外銀トレーダー)とい
う。さらに前週末の取引で、グローバル投資家が月末の持ち高調整の一環として、対ユー
ロでまとまった英ポンド売りに動いたことも、英ポンドの上値を押さえる要因になったと
いう。
ユーロ/ドルは1.36ドル前半で一進一退。早朝の取引で1.36ドル半ばへ上昇し
た場面では、週末に複数あった独仏などのギリシャ救済をめぐる報道が話題となったもの
の、「実現可能性はもちろん、実際にそれが行われたからといってギリシャ問題が根源か
ら解決するのか」(都銀)と懐疑的な見方が根強く、その後は上値の重い展開となった。
欧州議会のドイツ・メンバーであるJorgo Chatzimarkakis氏は27日、ドイツ、フラン
ス、オランダの3国が、ギリシャの深刻な債務問題への取り組みを支援するため、同国の
債券を買い入れる計画だと、ギリシャのメガテレビとのインタビューで発言。27日には
ギリシャのタネア紙が、匿名の銀行・政府関係筋の話として、ドイツとフランスが、国債
の購入や政府系金融機関による保証提供を通じてギリシャの債務問題を支援する計画と報
じるなど、複数のメディアがギリシャ救済の枠組みを伝えた。
ユーロは前週25日の取引で一時1.3451ドルまで下落。2月19日につけた9カ
月ぶり安値に迫った後、1.36ドル台へと切り返した。
(ロイター 基太村真司記者)
(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ
セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)
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