25日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になろう。
24日の米国市場はNYダウが200ドルを超す大幅上昇となった。
仏大統領選の第1回投票で欧州連合(EU)との協調路線をとるマクロン氏が優勢となったことが材料視されているが、これについては前日の段階で織り込み済みである。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の18870円となるなか、前日の大幅な上昇に対する利益確定の流れが先行しそうだ。
また、北朝鮮人民軍創軍85周年があり、再び軍事的な挑発に踏み切る可能性が警戒されている。
地政学リスクについては、数日間は見極めが必要とみられるが、まずはきょうが無事に通過してくれば、リスクが和らぐ流れにつながろう。
物色としてはリバランスの動きにとどまっているが、一つずつリスク要因が和らぐのを見極めていく格好になりそうだ。
決算発表が本格化するなか、業績を手掛かりとした個別対応が続きそうである。
その他、26日に発表が予定される米国の税制改革案に対する期待もあり、金融セクターのほか、トランプ物色の再燃も意識されやすいだろう。
上値追いは慎重になりやすいが、押し目買い意欲は強そうだ。
(村瀬智一)
24日の米国市場はNYダウが200ドルを超す大幅上昇となった。
仏大統領選の第1回投票で欧州連合(EU)との協調路線をとるマクロン氏が優勢となったことが材料視されているが、これについては前日の段階で織り込み済みである。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の18870円となるなか、前日の大幅な上昇に対する利益確定の流れが先行しそうだ。
また、北朝鮮人民軍創軍85周年があり、再び軍事的な挑発に踏み切る可能性が警戒されている。
地政学リスクについては、数日間は見極めが必要とみられるが、まずはきょうが無事に通過してくれば、リスクが和らぐ流れにつながろう。
物色としてはリバランスの動きにとどまっているが、一つずつリスク要因が和らぐのを見極めていく格好になりそうだ。
決算発表が本格化するなか、業績を手掛かりとした個別対応が続きそうである。
その他、26日に発表が予定される米国の税制改革案に対する期待もあり、金融セクターのほか、トランプ物色の再燃も意識されやすいだろう。
上値追いは慎重になりやすいが、押し目買い意欲は強そうだ。
(村瀬智一)