7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・米雇用統計控えいったんニュートラルに伴うリバランスに ・ドル・円は124円79銭付近、イベントにらみ動意薄 ・ソフトバンクG (TOKYO:9984)が日経平均を約38円押し上げ ■米雇用統計控えいったんニュートラルに伴うリバランスに 日経平均は反落。
57.70円安の20606.74円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えている。
6日の米国市場では、メディア大手の決算などが嫌気され、NYダウは120ドルを超える下落だった。
シカゴ先物清算値は大阪比10円安の20640円と小動きだったこともあり、直近の上昇に対する利益確定の売りが先行した。
決算を手掛かりとした物色が続く中、ソフトバンクグ (TOKYO:9984)が売買代金トップで4%超の上昇となるなど、日経平均を下支え。
また、ファーストリテ (TOKYO:9983)が引き続き利食い優勢となる半面、トヨタ自 (TOKYO:7203)が堅調など、内需売りに対して外需買いといったリバランスとみられる動きもみられている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の6割を占めている。
規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに下げているが、大型株指数は小幅な下げにとどまっている。
セクターでは情報通信、鉄鋼、機械、石油石炭、建設、ガラス土石などがしっかり。
半面、陸運、その他金融、空運、倉庫運輸、サービス、医薬品などが利食いの流れ。
日経平均は20600円を挟んでのこう着が続いている。
日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなるなか、内需売りに対して外需買いといったリバランスの動きが目立ってきている。
また、米国では雇用統計を控えており、内容次第では早期利上げに対する思惑が高まりやすいことも、ポジションをいったんニュートラルとする動きに向かわせているように映る。
雇用統計待ちとなるなか、全体の方向感は掴みづらいだろう。
そのため、決算を手掛かりとした個別対応での短期的な値幅取り狙いの流れが中心になりやすいと考えられる。
また、ソフトバンクグ (TOKYO:9984)の強さが目立つが、今年に入ってレンジ内の値動きが続いており、相対的な出遅れ感は強い。
強いトレンドが続くNTT (TOKYO:9432)辺りとのリバランスが起きてもおかしくないだろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は124円79銭付近、イベントにらみ動意薄 ドル・円は124円79銭付近で推移。
米雇用統計発表などイベントを控え、動意は薄い。
日経平均はマイナス推移も底堅い値動きとなったほか、上海株が上げ幅を拡大させたことから、ドル・円には買いも観測された。
日本銀行の金融政策決定会合で、市場の予想通り現行の金融政策の現状維持なら、ドル・円の値動きへの影響は限定的となりそうだ。
日本時間7日夜に発表される7月米雇用統計内容を確認したいとの声が聞かれる。
日銀の決定会合後は日中の株価にらみの展開だが、やや動意薄の状態が続く可能性がある。
12時25分時点のドル・円は124円79銭、ユーロ・円は136円19銭、ポンド・円は193円54銭、豪ドル・円は92円02銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ソフトバンクG (TOKYO:9984)が日経平均を約38円押し上げ ・建設関連株にポジティブな決算発表目立つ、本日発表予定の建設株にも期待感 ・総合化学大手の一角には投資判断格下げの動き ☆後場の注目スケジュール☆ ・15:30 黒田日銀総裁会見 <海外> ・15:00 独・6月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、5月:0.0%) ・15:00 独・6月貿易収支(前月比予想:+210億ユーロ、5月:+195億ユーロ) <SY>
・米雇用統計控えいったんニュートラルに伴うリバランスに ・ドル・円は124円79銭付近、イベントにらみ動意薄 ・ソフトバンクG (TOKYO:9984)が日経平均を約38円押し上げ ■米雇用統計控えいったんニュートラルに伴うリバランスに 日経平均は反落。
57.70円安の20606.74円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えている。
6日の米国市場では、メディア大手の決算などが嫌気され、NYダウは120ドルを超える下落だった。
シカゴ先物清算値は大阪比10円安の20640円と小動きだったこともあり、直近の上昇に対する利益確定の売りが先行した。
決算を手掛かりとした物色が続く中、ソフトバンクグ (TOKYO:9984)が売買代金トップで4%超の上昇となるなど、日経平均を下支え。
また、ファーストリテ (TOKYO:9983)が引き続き利食い優勢となる半面、トヨタ自 (TOKYO:7203)が堅調など、内需売りに対して外需買いといったリバランスとみられる動きもみられている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の6割を占めている。
規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに下げているが、大型株指数は小幅な下げにとどまっている。
セクターでは情報通信、鉄鋼、機械、石油石炭、建設、ガラス土石などがしっかり。
半面、陸運、その他金融、空運、倉庫運輸、サービス、医薬品などが利食いの流れ。
日経平均は20600円を挟んでのこう着が続いている。
日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなるなか、内需売りに対して外需買いといったリバランスの動きが目立ってきている。
また、米国では雇用統計を控えており、内容次第では早期利上げに対する思惑が高まりやすいことも、ポジションをいったんニュートラルとする動きに向かわせているように映る。
雇用統計待ちとなるなか、全体の方向感は掴みづらいだろう。
そのため、決算を手掛かりとした個別対応での短期的な値幅取り狙いの流れが中心になりやすいと考えられる。
また、ソフトバンクグ (TOKYO:9984)の強さが目立つが、今年に入ってレンジ内の値動きが続いており、相対的な出遅れ感は強い。
強いトレンドが続くNTT (TOKYO:9432)辺りとのリバランスが起きてもおかしくないだろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は124円79銭付近、イベントにらみ動意薄 ドル・円は124円79銭付近で推移。
米雇用統計発表などイベントを控え、動意は薄い。
日経平均はマイナス推移も底堅い値動きとなったほか、上海株が上げ幅を拡大させたことから、ドル・円には買いも観測された。
日本銀行の金融政策決定会合で、市場の予想通り現行の金融政策の現状維持なら、ドル・円の値動きへの影響は限定的となりそうだ。
日本時間7日夜に発表される7月米雇用統計内容を確認したいとの声が聞かれる。
日銀の決定会合後は日中の株価にらみの展開だが、やや動意薄の状態が続く可能性がある。
12時25分時点のドル・円は124円79銭、ユーロ・円は136円19銭、ポンド・円は193円54銭、豪ドル・円は92円02銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ソフトバンクG (TOKYO:9984)が日経平均を約38円押し上げ ・建設関連株にポジティブな決算発表目立つ、本日発表予定の建設株にも期待感 ・総合化学大手の一角には投資判断格下げの動き ☆後場の注目スケジュール☆ ・15:30 黒田日銀総裁会見 <海外> ・15:00 独・6月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、5月:0.0%) ・15:00 独・6月貿易収支(前月比予想:+210億ユーロ、5月:+195億ユーロ) <SY>