(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5302.87(‐47.68)
前営業日終値 5350.55(+74.45)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 6186.31(‐20.09)
前営業日終値 6206.40(+95.83)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3647.93(‐15.20)
前営業日終値 3663.13(+65.53)
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<ロンドン株式市場> 反落。世界経済回復への懸念で市場心理が悪化し、銀行・商品
株を中心に売りが出た。狭いレンジでの取引となったものの、薄商いで相場の振れが増幅
された。
FT100種総合株価指数<.FTSE>のこの日の出来高は90日平均の55%にとどまっ
た。
夏枯れ相場の様相が強まるなか、同指数は過去1カ月間は5300近辺の狭いレンジで
推移している。
景気動向に敏感な銀行株の下げきつかった。HSBC
イングランド銀行(英中央銀行)が18日に公表した議事録から、8月4─5日の金融
政策委員会で政策委員が金融緩和と引き締めの両方を検討したことが明らかになった。委
員会は8対1で金利据え置きを決定し、センタンス委員は利上げを主張した。
需要見通しへの懐疑的な見方から金属価格が軟調となり、鉱山株が下落。BHPビリト
ン
ー
ション・オブ・サスカチワン
取締役会は17日、BHPによる約390億ドル、1株当たり130ドルでの買収提案
を「極めて不適切」として退けていた。
ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
経質になっているとした。
エネルギー株も安い。米週間石油在庫統計で、石油在庫が過去最高水準に近づいている
ことが示されたことを受け、米原油先物
アングロ・アメリカン
銘柄が配当落ちで値下りした。
<欧州株式市場> 反落。米需要への警戒感から原油先物
迫した。また、BHPビリトン
ーション・オブ・サスカチワン
米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅増になったことを受け、原油価格が下落。これに
追随し、石油株のBP
0.8─2.6%下落した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.09ポイント(0.39%)安
の1052.45。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.03ポイント(0.33%)安の
2728.66。
夏枯れ相場で薄商いとなった。
シティ・インデックスの市場ストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は「商いが活
況となる9月まで、レンジ取引にとどまるだろう。ただ、BHPビリトンによるポタッシ
ュへの敵対的買収やENRCの決算など、特定の企業ニュースに相場は反応した」と述べ
た。
鉱山株は概ね下落。BHPビリトンは3.4%安。BHPビリトンはこの日、ポタッシ
ュへの敵対的買収に乗り出した。ポタッシュ取締役会は17日、BHPによる約390億
ドル、1株当たり130ドルでの買収提案を「極めて不適切」として退けていた。
ENRC
とが嫌気された。
半面、エクストラータ
グレンコア [GLEN.UL]が同社の買収に関心を寄せているとの市場でのうわさを指摘した。
個別銘柄では、風力発電タービン製造世界最大手、デンマークのベスタス
23.1%下落。第2・四半期決算が予想外の赤字となったほか、通年利益見通しを引
き下げた。
[東京 19日 ロイター]