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東京外為市場・15時=ドル94円後半、株高で円が弱含み

発行済 2009-07-27 15:24
EUR/JPY
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AUD/JPY
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       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 94.77/80  1.4242/47  135.00/08

正午現在   94.77/78  1.4217/21  134.73/78

午前9時現在 94.70/73  1.4192/96  134.40/48

NY17時現在 94.83/86  1.4202/08  134.69/75

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 [東京 27日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5

時時点とほぼ変わらずの94円後半。週明けアジア時間の取引は全般小動き。日経平均

<.N225>の年初来高値更新などを受け、クロス円でやや円が弱含みとなった。ユーロは一時

135.20円まで上昇した。

 ドル/円は94円半ばから後半で一進一退。早朝からの取引レンジはわずか上下26銭

にとどまった。最近の取引レンジ上限に近い95円台には輸出企業などの戻り売り、下値

は最近のレンジ切り上げを受けて動き始めた海外勢の買いが94円台に集中し、値動きの

鈍さを助長した。「明確な方向感がない」(都銀)状況が続いているという。

 クロス円は小動きながら底堅い展開が続いた。日経平均の年初来高値更新などを受けて

円が弱含みとなり、ユーロは134円半ばから135円前半へ、豪ドル/円

77円前半から後半へと上昇した。ユーロの下値ではアジア勢などの買いが入ったといい、

ユーロ/ドルも1.41ドル後半から1.42ドル前半へ、豪ドル/米ドル

0.81ドル半ばから0.82ドルへと上昇するなど、値幅は小さかったものの、株高を

背景にドルと円が弱含む「リスク選好型」の値動きとなった。

 <投機筋の円買いポジションが一時5カ月ぶり高水準、前週末にかけ圧縮か>

 投機ポジションの参考値として知られる米商品先物取引委員会(CFTC)のIMM通

貨先物取組によると、7月21日までの週に円の買いポジションは差し引きで3万

6188枚と、2月17日の週以来5カ月ぶりの高水準に達した。しかし、この水準は

「過去の推移から見てポジションの反転が起こりやすい」(外銀)といい、実際この期間

中にドル/円は5カ月ぶり安値の91.73円から94円台に反発。その後95円台を回

復していることで、市場では、先週末にかけて投機筋が膨らんだ円買いポジションを圧縮

したのではないかとの見方が出ている。

 一方、他通貨の買いポジションもさらに拡大。ユーロは昨年3月25日以来1年4カ月

ぶり、豪ドルは昨年7月22日以来1年ぶりの水準に膨らんだ。市場筋の推計によると、

主要通貨に対するドルの総売り越し額は昨年7月以来1年ぶりの高水準に達した。主要通

貨に対するドルの値動きを示すドル指数<.DXY>は23日、6月初旬につけた半年ぶり低水

準に接近した。

 <FRB議長は米債買い入れ増額に慎重との見方>

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は米公共放送(PBS)の番組向けフォー

ラムで、「向こう数年で」経済が回復し力強い成長を再開するとした上で、下期の経済成

長は失業率押し下げには至らない見通しと述べた。一方、景気回復開始の時期を見極めた

いとして過度の景気刺激でインフレ状況を招くことは望まないとの姿勢を示した。

 市場では「景気は足取りが鈍いが着実に回復しているとの認識だ。米国債買い入れ増額

などの追加政策発動には慎重なスタンスと受け止められる。為替で大きな反応はないが、

これで金利が上昇するならドル買い材料ではないか」(別の都銀)との声があった。

 (ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)

(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ

セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)

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