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米株式:「前日大幅安から反発も、ギリシャ問題になお警戒感」

発行済 2015-06-30 20:02
更新済 2015-06-30 20:33
米株式:「前日大幅安から反発も、ギリシャ問題になお警戒感」
30日のニューヨーク株式市場は、前日の大幅安から自律反発が見込まれるものの、ギリシャの債務問題への警戒感から上げ渋る展開となりそうだ。
29日のNY市場は下落。
ギリシャ政府高官は、30日に期限を迎える国際通貨基金 (IMF)への債務返済を実行しない方針を明らかにした。
ギリシャのデフォルト (債務不履行)やユーロ圏離脱への懸念が強まり、世界株安につながった。
ダウ 平均は350.33ドル安の17596.35、ナスダックは122.04ポイント安の4958.47。
ギリシャ危機が深刻化する一方で、同国以外でも金融の混乱が見られる。
米自 治領プエルトリコは、「700億ドル(8兆6000億円)に上る負債を返済出来ない」 と述べ、事実上のデフォルト(債務不履行)宣言をした。
海外金融市場での混乱を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げは数カ 月ほど先送りされる可能性があるとの見方が浮上。
また、国際通貨基金(IMF) は新たに公表した研究報告書で、FRBに利上げ開始を2016年半ばまで待つよう呼 び掛けたと伝えられている。
市場の関心が早期利上げ観測の後退に傾く中、前日 の大幅な投げに対する自律反発が意識されやすいだろう。

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