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UPDATE1: 東京株式市場・前場=反発、円高警戒や金融株の不透明感で上値重い

発行済 2009-09-29 12:24

日経平均<.N225> 日経平均先物12月限<0#2JNI:> 

前場終値 10104.68 (+95.16)   前場終値 10110 (+80)

寄り付き 10089.11 寄り付き 10120

安値/高値 10071.77─10125.88 安値/高値 10070─10140

出来高(万株) 87512 出来高(単位) 35032

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 [東京 29日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反発。米株高と円高一服で金

融株や輸出株に買い戻しが入った。ただ上げ幅は100円以下で重い展開。増資による需

給悪化や円高再進行への警戒感が強く上値を買う投資家は乏しい。短期筋のショートカバ

ーが中心で、国内機関投資家や海外勢の買いは細いという。

 前場の東証1部騰落数は値上がり624銘柄に対して値下がり903銘柄、変わらず

が143銘柄。東証1部売買代金は5877億円と薄商い。

 藤井財務相が「異常事態では介入もあり得る」と発言したと一部で報道されドルは90

円台を一時回復したが、輸出株は上値の重い展開が続いた。市場では「底流はドル安。

225銘柄の2010年3月期の予想株価収益率(PER)は40倍前後と高いが、これ

はマーケットが2011年3月期には利益が倍増すると予想しているからだ。円高が定着

し主要輸出企業の収益回復モメンタムが予想ほどではないとわかれば、シナリオを修正せ

ざるを得ないだろう」(三菱UFJ証券・投資情報部長の藤戸則弘氏)と慎重な見方が出

ている。

 

 金融株も反発したがあくまでショートカバーの範囲内。世界的な自己資本強化の流れか

ら証券、銀行、生損保など大手金融機関は増資を行う可能性が大きいとみられているほか、

「亀井静香郵政・金融担当相が提案する『モラトリアム』が成立すれば金融機関には大

きなダメージとなる」(準大手証券トレーダー)とされ、金融株には不透明感の強さを嫌

気した売りも出ていたとの声もあった。

 市場筋によると、銀行や証券には欧州系マネーがバスケット売りをみせていたという。

下値でも9月期末を前に国内機関投資家の買いは鈍く商いは薄かった。

 8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、コアCPI)は前年比2.4%低下

となり、4カ月連続で過去最大の下落率を更新した。直接的な売り材料とはならなかった

が、「企業はコスト削減で努力しているが、内需の弱さから商品価格の上昇は期待できな

い。デフレ圧力が続いており企業の業績を圧迫する懸念がある」(大和証券SMBC金融

証券研究所・投資戦略部次長の西村由美氏)と警戒する声が出ていた。

 個別では、キヤノン<7751.T>やトヨタ自動車<7203.T>などは小反発したが、ソニー

<6758.T>は続落した。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、三菱UFJフィナンシャ

ル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>の大手銀行株は切り返

した。

 公募増資による希薄化懸念で売られていた野村ホールディングス<8604.T>も反発した。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

(daiki.iga@thomsonreuters.com;03-6441-1785;ロイターメッセージング:

daiki.iga.reuters.com@reuters.net)

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 <.AV.T> 東証第1部出来高上位30傑

  <.AM.T> 東証第1部売買代金上位30傑

 <.PG.T> 東証第1部値上がり率上位30傑

 <.PL.T> 東証第1部値下がり率上位30傑

 <.NG.T> 東証第1部値上がり幅上位30傑

 <.NL.T> 東証第1部値下がり幅上位30傑

 <.AV.Q> ジャスダック出来高上位30傑

 <.AM.Q> ジャスダック売買代金上位30傑

 <.PG.Q> ジャスダック値上がり率上位30傑

 <.PL.Q> ジャスダック値下がり率上位30傑

 <.NG.Q> ジャスダック値上がり幅上位30傑

 <.NL.Q> ジャスダック値下がり幅上位30傑

 <.N225> 日経平均株価

 <.TOPX> TOPIX(東証株価指数)

  <.TOPXC> TOPIX CORE30

 <.NOTC> 日経ジャスダック平均株価   <.MTHR> 東証マザーズ指数

  <0#JNI:> 日経225先物

  <0#SSI:> SGX日経225先物

  <0#JTI:> TOPIX先物

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