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今日の為替市場ポイント:ユーロ圏緊急財務相会合などを控えてリスク選好的な円売り抑制も

発行済 2015-07-07 08:02
更新済 2015-07-07 08:33
今日の為替市場ポイント:ユーロ圏緊急財務相会合などを控えてリスク選好的な円売り抑制も
6日のドル・円相場は、東京市場では121円88銭から122円71銭まで上昇。
欧米市場でドルは一時122円93銭まで買われたが、122円57銭で取引を終えた。
本日7日のドル・円は122円台で推移か。
ユーロ圏緊急財務相会合などのギリシャ債務問題に関する会合結果を見極める必要があることから、リスク選好的なドル買い・円売りはやや抑制される見込み。
報道によると、ギリシャ政府は新たな提案を7日に提示することでメルケル独首相と合意したようだ。
ガブリエル独副首相は記者団に対して「ギリシャに無条件の債務再編を与えることはユーロを崩壊させる」との見解を示した。
市場参加者の間では、ギリシャ側が要請している債務再編について、債権団側が無条件に応じることはないとの見方で一致している。
ギリシャを特別扱いすれば、債務問題を抱えているスペインやポルトガルが黙っていないとみられている。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は6日「ギリシャのユーロ圏離脱の可能性は、しない可能性を上回る」との見解を表明した。
大方の市場関係者も同じような考えであると思われるが、現在のユーロ相場はギリシャのユーロ圏離脱の可能性を十分織り込んだ水準ではないとの声が聞かれている。

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