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豪不動産バブルの代償、メルボルンで空室率が急増

発行済 2015-12-10 10:33
更新済 2015-12-10 11:00
豪不動産バブルの代償、メルボルンで空室率が急増
オーストラリアの第二都市であるメルボルン(ビクトリア州の州都)では、高層住宅の空室率が急増していると報じられた。
直近3年の不動産市場の繁栄がもたらした代償だと指摘されている。
中国人など海外投資家による不動産投資の増加を受け、同市の不動産価格が右肩上がりで上昇し続けていることが背景にある。
多くの投資家は値上がりに期待して住宅の貸し出しを拒否しているため、こうした空室率の上昇につながっている。
非政府組織Prosper Australiaが発表した報告によると、メルボルンの住宅空室率は4.8%に上昇しているという。
また、同市における住宅の供給過剰や、中国における腐敗取締強化などを受け、中国人による住宅の取引件数の減少なども一因だと分析されている。

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