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東京外為市場・正午=ドル86円後半、ドバイ懸念後退でリスクテークが慎重に復活

発行済 2009-12-02 12:24

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

正午現在    86.88/90  1.5085/89  131.07/12

午前9時現在  86.67/70  1.5088/92  130.75/81

NY17時現在  86.74/77  1.5081/84  130.68/75

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 [東京 2日 ロイター]正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若

干ドル高の86円後半。ドバイの債務問題への懸念が後退したことで、市場ではリスクテ

ークのムードがにわかに復活。海外市場ではユーロが1.51ドル台まで反発し、午前の

取引では金現物が1オンス=1208ドル後半と最高値を更新した。豪ドルなど資

源国通貨も堅調な足取りを見せている。

 午前のドル/円のレンジは86.59―87.00円と狭く、ユーロは1.5072―

1.5097ドルと同じく狭いレンジに終始した。ドル/円は先週末に84円台まで下落

したが、その後の85円台での攻防、日銀の新資金供給オペ発表後の一時的な振れを経て

市場の円に対する関心は薄れてきたもようだ。前日海外では、円を除く通貨でのドル売

りが目立った。

    

 <日銀の新金融緩和策>

 

 市場では、前日発表された日銀の金融緩和策が話題になっているが、大方の参加者は、

それがドル安/円高の歯止めとして大きな効果を発揮するとは見ていない。

 ただ、「現在の市場環境では、ドバイショックをきっかけに強烈な円高が進んだ豪ドル

/円、英ポンド/円などのクロス円が大幅に反発しており、円の全面高のようなシナリオ

は描きにくい」と三菱UFJ証券・クレジット市場部の為替課長・塩入稔氏は言う。

 ユーロ/円は131.34円まで回復し、ドバイショック以前の水準まで反

発。豪ドル/円も80円半ばで底堅く、英ポンド/円は144円前

半でドバイショック以前の水準へと値を戻した。

 

 先週一時、ドルが84円台まで急落した背景には、ドルが88円という心理的壁を破り

リーマンショック後の安値87円も下抜けしたことで、「モメンタム系のファンドが動

意づいたということがある。ただ、85円を割れた時点で、ファンド勢にもとりあえずの

達成感があり、さらなる下攻めは現時点で考えにくい」と塩入氏は指摘する。

 今後については「基調としてのドル安の流れは変らないとみるが、ドルと円の関係では

投資家の間に、円のエクスポージャーを増やす(円資産保有を拡大する)インセンティ

ブがあるとも思えない。ドル/円相場については、緩やかなドル安の継続を予想し、当面

は85―88円のレンジを想定している」と同氏は言う。

 

 他方、10兆円規模の日銀の新資金供給オペについて市場の一部では「流動性の過剰供

給による副作用が出ないように、考えられたオペ」(証券系エコノミスト)との評価する

声も聞かれる。

 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は11月、銀行が流動性支援に「中毒」になる

ことに警鐘を鳴らしたが、「同様の心配は日銀にもあるはずで、新オペは、あくまでも1

0兆円に満たない限定的な金額の資金供給を目指すもの」(同エコノミスト)とされる。

 今回 日銀が新たに導入するオペは、来年3月に終了する特別オペと類似しているが、

異なるのは担保と金額。特別オペでは担保をCPや社債など民間企業債務に限定していた

が、新型オペでは国債などを含めた共通担保に拡大する。その一方で、供給額については

無制限から10兆円程度に枠を設けた。

   

<ユーロ>

  

 ユーロは1.50ドル後半を中心とする堅調な値動きとなったが、日々声高になるユー

ロ高官かのユーロ高けん制発言で、ユーロの上値は抑えられている格好だ。

 ロイター調査によると、欧州中央銀行(ECB)は3日に開く理事会で主要政策金利を

過去最低の1.0%に据え置き、金融緩和からの出口戦略の輪郭を示す見通しだ。ECB

はまた、2010年の経済成長に関するスタッフ予想を上方修正するとみられ、アナリス

トらは2011年のインフレ予想にも着目している。

 ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の議長を務めるユンケル・ルクセンブルク首相

は1日、国際通貨基金(IMF)とユーロ圏財務相らはユーロが過大評価されているとの

認識で一致した、と述べた。

ユンケル首相はまた、ユーロが人民元に対しても高過ぎるとの認識を示し、欧州連合(

EU)首脳代表団が11月28─29日の訪中時に中国側にこの見解を伝えてたことを明

らかにした。 首相は「われわれは、人民元の対ユーロ相場上昇が、望ましいと考えてい

ると伝えた」と述べた。

 フランスのサルコジ大統領は1日、欧州の産業は、ユーロに対して非常に弱い水準にあ

るドル相場に対応し続けることはできないと述べ、ドルの支配的な役割を軽減させる新た

な国際通貨システムの構築を呼び掛け、2011年にフランスが議長国を務める20カ国

・地域(G20)で、この問題の進展を求める意向を示した。

 

 (ロイター日本語ニュース 森佳子)

( ロイターメッセージング:yoshiko.mori.reuters.com@reuters.net 

E-mail:yoshiko.mori@thomsonreuters.com; 03-6441-1877)

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