日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
終値 9647.79 -33.08 終値 9640 -60
寄り付き 9713.62 寄り付き 9710
安値/高値 9619.68─9734.43 安値/高値 9620─9740
出来高(万株) 203875 出来高(単位) 65543
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[東京 7日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は5日続落。景気回復期待が後退
するなか買い手は乏しく、原油や非鉄など国際商品価格が下落していることを背景に海外
勢が鉄鋼や非鉄など関連株に売りを出した。対ドルで95円前半まで進んでいる円高への
警戒感も出ている。大型公募増資が相次ぐなか個人投資家の資金も吸収され、回転が効き
にくくなり始めたとの指摘もあった。
東証1部騰落数は値上がり842銘柄に対して値下がり737銘柄、変わらずが
121銘柄だった。東証1部売買代金は1兆3775億円だった。
予算案に失望し前日大幅安となったインド株式市場のSENSEX指数<.BSESN>が反発
するなど他のアジア株が全般しっかりとするなか、後場に日経平均が一時プラス圏に浮上
する場面もあったが、短期筋の買い戻しの範囲を出ず、引けにかけてマイナス圏に沈んだ。
欧州勢からのバスケット売り観測が商品関連株に出ていたほか、不動産株やREIT
(不動産投資信託)にも利益確定売りがみられたという。
市場では「国際商品がいっせいに下落しており、海外勢がマネーを巻き戻しているよう
だ。インドなど新興国経済への懸念が浮上しているのも背景のひとつだろう。ユーロ/円
が130円を割り込むようだとアンワインドが加速する可能性がある」(三菱UFJ証券
投資情報部長の藤戸則弘氏)との声が出ていた。
個人投資家も材料株に引き続き買いを入れるなど、買い意欲の強さをみせていたが、ジ
ャスダックなど新興株式市場は3指数そろって引けにかけて軟化し反落して引けた。「企
業の大型公募増資が相次いでおり、個人投資家の資金を吸収している。徐々に資金の回転
が効かなくなっているのかもしれない」(国内証券投資情報部)との見方が出ている。
対ドルで95円前半まで円高が進んでいることから、主力輸出株は見送り商状。トヨタ
自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>、キヤノン<7751.T>など主力輸出株が
売られた。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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