■財務状況と株主還元策
(1)財務状況
静岡ガス (T:9543)の2015年9月末の財務状況をみると、総資産は前期末比6,449百万円減少の111,477百万円となった。
このうち流動資産は、LNG価格の低下に伴う在庫の減少を主因に同5,347百万円減少した。
現預金が増加しているが、これは売掛金の回収に伴うもので、ほぼ相殺する格好となっている。
また、有形固定資産は減価償却が進んだことで前期末比2,794百万円減少し、投資有価証券の増加により投資その他の資産が同1,916百万円増加した。
一方、負債は前期末比11,476百万円減少の39,165百万円となった。
有利子負債が同11,110百万円減少したことによる。
また、純資産は利益剰余金の増加を主因として、同5,027百万円増加の72,311百万円となった。
主要な経営指標でみると、流動比率や自己資本比率、有利子負債比率など経営の安全性を示す指標がいずれも改善傾向を続けており、財務体質は着実に強化が進んでいるものと判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
このうち流動資産は、LNG価格の低下に伴う在庫の減少を主因に同5,347百万円減少した。
現預金が増加しているが、これは売掛金の回収に伴うもので、ほぼ相殺する格好となっている。
また、有形固定資産は減価償却が進んだことで前期末比2,794百万円減少し、投資有価証券の増加により投資その他の資産が同1,916百万円増加した。
一方、負債は前期末比11,476百万円減少の39,165百万円となった。
有利子負債が同11,110百万円減少したことによる。
また、純資産は利益剰余金の増加を主因として、同5,027百万円増加の72,311百万円となった。
主要な経営指標でみると、流動比率や自己資本比率、有利子負債比率など経営の安全性を示す指標がいずれも改善傾向を続けており、財務体質は着実に強化が進んでいるものと判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)