[ワシントン 5日 ロイター] - オバマ元米大統領は5日、大統領を退任した2017年以来初めてホワイトハウスを訪れた。バイデン米大統領が強化に取り組む医療保険制度(オバマケア)の功績を強調し、11月の議会中間選挙に向け、オバマ政権下で副大統領を務めたバイデン氏にエールを送った。
オバマ氏は、「何百万人もの人々が医療保険に入り、より良い保護を受けられる」ようになったとし、オバマケアの成立は自身の政権の「頂点」だったと振り返った。
バイデン氏は、オバマケアの適用対象を広げるための大統領令に署名した。
オバマ氏が冗談でバイデン氏を「副大統領」と呼び、バイデン氏が敬礼で答えるなど、親密ぶりを示す場面もあった。
高インフレとコロナ禍の余波でバイデン氏の支持率は低迷。同氏の民主党は中間選挙で上下両院のいずれか、あるいは両方で過半数議席を失う可能性が出ており、今も国民の間で人気が高いオバマ氏の応援を受けた格好だ。