スイスの大手銀行UBSグループCEOであるセルジオ・エルモッティ氏は、ブロックチェーンの普及は長期的に見てほとんど「必然」であると考えていることを19日のCNBCによるインタビューの中で語った。
エルモッティ氏は、「ブロックチェーン技術を利用することによるコストの削減は、一朝一夕に実現するものではないが、5~10年のスパンでは実現するだろう」と指摘し、「ブロックチェーン技術は、この10年間に起こった金融機関関連の規制の変化と同等に重要で破壊的なものになるだろう」と発言している。
一方、ビットコインに対しては、ブロックチェーンと同じような変化は訪れないとして、自身は必ずしも仮想通貨の信奉者ではないとし、昨年10月にはUBSはビットコインのことを“投機的なバブル”だと警告しているという点を強調した。