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デリカフーズ Research Memo(5):現場を熟知する新社長体制下で中期計画達成を目指す

発行済 2017-03-27 15:17
更新済 2017-03-27 15:33
デリカフーズ Research Memo(5):現場を熟知する新社長体制下で中期計画達成を目指す
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■第三次中期経営計画「Next Change 2020」

3. 新社長の略歴と強みについて
デリカフーズ (T:3392)の今回の中期経営計画については、2月に新しく代表取締役社長に就任した大崎氏(45歳)が陣頭指揮を執って進めていくことになる。
大崎氏の略歴について簡単に紹介すると、愛知県内の高校を卒業後、1990年にアパレル会社に入社、3年後に独立して自身でアパレル会社、(有)ユキモードを立ち上げている。
その後、デリカフーズの創業者で現取締役会長である舘本勲武(たちもといさたけ)氏と出会う機会があり、その経営哲学や人生観に深く共鳴を受け、「舘本氏の下で働きたい」という想いから、1997年にデリカフーズにアルバイトとして入社している。


入社した初年度は名古屋デリカフーズの新工場・物流センター・受注センターが稼働した時期であり、人材が不足していたこともあってアルバイトの身であったものの、新工場等の立ち上げメンバーとして加わり、受注業務から人員採用、システム稼働など様々な業務に携わることになる。
その後、正社員になってからもグループ工場や出荷センターの立て直し、物流改革、システム改革、新工場プロジェクトなど経営に関わる様々な分野で最前線に立って業務をこなしていった。
2009年にはその実績が評価され、38歳の若さで東京デリカフーズの社長に抜擢される。
その後も、東京第一、第二FSセンターの立ち上げを成功させるなど、ここ数年のデリカフーズの成長をけん引したキーパーソンとも言える。


大崎氏の強みは、アルバイトからの叩き上げで、工場や物流センターだけでなく、営業、人事総務、システム部門まで会社の様々な業務をこなし、それぞれの現場を熟知している事、また、全国の拠点を飛び回って一緒にプロジェクトを行ってきたメンバーが各拠点の中心メンバーとして残っており、新社長の意思をスムーズに伝達する体制が既に構築できていることにある。
また、その行動力の高さから営業面、調達面と幅広い人脈がある点も強みと言える。
こうした強みを生かすことができれば、第三次中期経営計画の目標達成も十分可能であり、今後の新社長体制下での躍進が期待される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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