ドル/円
正午現在 89.05/11 1.4954/56 133.17/28
午前9時現在 89.00/04 1.4981/85 133.35/40
NY17時現在 89.10/14 1.4970/75 133.29/32
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[東京 17日 ロイター]正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点とほ
ぼ変らずの89円前半。ドルは海外市場で5週間ぶり安値となる88.75円をつけたが
アジア時間ではドル安が一服している。市場は今日開催が予定される米中首脳会談に関心
を寄せている。
午前のレンジは88.92―89.17円、ユーロ/円は133.09―133.58
円。
<米中首脳会談>
市場では、きょうの午後に予定される米中首脳会談で、人民元上昇を示唆するような発
言が出た場合、短期的にはアジア通貨および円の上昇につながる可能性もあるとの見方が
多い。
他方、短期筋は既にドル売りに傾いているため、米国がソフトなスタンスを示せば、ド
ルの買い戻しにつながる可能性もあるという。
「オバマ大統領の訪中が人民元上昇の直接の原因となる可能性は低いが、市場が注目し
ているので、なんらかのファースト・リアクションはあるだろう」とJPモルガン・チェ
ース銀行のシニアFXストラテジスト棚瀬順哉氏は言う。ただ、「中国当局は(外圧では
なく)主として国内要因により、向こう数カ月の間に人民元の上昇容認を余儀なくされる
と考えている」と同氏は言う。
<ドルキャリー続行か>
前日の海外市場ではドルが全面安となり、ドル/円は88.75円まで下落し約5週間
ぶりの安値をつけた。米国株<.DJI>が大幅上昇し、市場ではリスク・テークの流れとなる
なか、ノルウェー・クローネや英ポンドが高パフォーマンスとなり、「少なくとも外見上
は、典型的なドルキャリーの流れ」(外為専門会社)となった。
ドルキャリーの下では、ドルと円が同時に売られやすいが、ドルと円の力関係(ドル/
円相場)では、米長期金利動向が鍵となるというこれまでのパターンも踏襲された。
「前日は、ドルキャリーが進行する中で、米長期金利が大幅に低下して円が買われるとい
う典型的な値動きだった」(外銀)という。
<豪ドル>
豪ドルは前日海外で0.9407米ドルまで上昇し15カ月ぶり高値を更新したが、現
在は0.93米ドル前半で弱含み。
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は17日、25ベーシスポイント(bp)
の利上げを決定した11月の金融政策理事会の議事録を公表した。 議事録によると、RB
Aは、国内経済が改善しているため、時間をかけ徐々に金利を引き上げることが賢明
と認識したが、引き締めのペースは引き続き未定とした。
議事録発表後の豪ドルは軟調な推移を続けている。
「このところ、豪ドル/米ドルはともかく、クロス円での豪ドル買いはそれほどついて
きていない。豪ドルが一段の高値を取るとすれば、豪ドル要因での豪ドル買いよりも、バ
ーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長発言などで強まったドル売りの方が重要だ」
(国内銀行)との声も出ていた。
「豪ドルは高金利及び資源国通貨ということで、基調は強いが、豪ドル/円は85円付
近で何度も利食いに押されて切り返しているので、一本調子の上昇にはならない」(前
出の外為専門会社)という。
(ロイター日本語ニュース 森佳子)
※( ロイターメッセージング:yoshiko.mori.reuters.com@reuters.net
E-mail:yoshiko.mori@thomsonreuters.com; 03-6441-1877)
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