■中長期の成長戦略と進捗状況
1. 中長期の成長戦略の全体像
トラスト・テック (T:2154)は2016年6月期−2018年6月期の3ヶ年中期経営計画に取り組んでいる。
この中期経営計画の着実な実行こそが、同社の成長戦略ということだ。
その成長戦略の内容は、1)自立成長とM&Aの組み合わせによる成長と、2)地域と領域の2つの軸での成長の2つから構成されている。
現在は3年間の中計期間のうち2年半を終了した時点にあるが、これまでのところは予想以上の成果を上げている。
上記の1)については、国内の2事業でしっかりと自立成長(オーガニックグロース)を実現している上、海外領域においては、この中期経営計画期間中に2つの大型M&Aを実現した。
また、上記の2)についても、地域については海外領域でこれから大きく展開する可能性が出てきている上、国内でも着実な拡大が続いている。
また領域という側面では、IT・ソフト領域が第3の柱として育ちつつある。
こうした状況を反映し、業績も当初計画を大きく上回って推移している。
最終年度の2018年6月期も、期初予想の売上高は515億円で当初計画の410億円を大きく上回るところからスタートしたが、GAP社の子会社化により645億円に上方修正されて現在に至っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
1. 中長期の成長戦略の全体像
トラスト・テック (T:2154)は2016年6月期−2018年6月期の3ヶ年中期経営計画に取り組んでいる。
この中期経営計画の着実な実行こそが、同社の成長戦略ということだ。
その成長戦略の内容は、1)自立成長とM&Aの組み合わせによる成長と、2)地域と領域の2つの軸での成長の2つから構成されている。
現在は3年間の中計期間のうち2年半を終了した時点にあるが、これまでのところは予想以上の成果を上げている。
上記の1)については、国内の2事業でしっかりと自立成長(オーガニックグロース)を実現している上、海外領域においては、この中期経営計画期間中に2つの大型M&Aを実現した。
また、上記の2)についても、地域については海外領域でこれから大きく展開する可能性が出てきている上、国内でも着実な拡大が続いている。
また領域という側面では、IT・ソフト領域が第3の柱として育ちつつある。
こうした状況を反映し、業績も当初計画を大きく上回って推移している。
最終年度の2018年6月期も、期初予想の売上高は515億円で当初計画の410億円を大きく上回るところからスタートしたが、GAP社の子会社化により645億円に上方修正されて現在に至っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)